ペルセポリスの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

ペルセポリス2007年製作の映画)

PERSEPOLIS

製作国:

上映時間:95分

ジャンル:

3.8

あらすじ

「ペルセポリス」に投稿された感想・評価

mikoyan358

mikoyan358の感想・評価

5.0
傑作!いわゆるバンドデシネをしっかり観るのはほぼ初だが、味のある可愛らしい絵柄とそれに反比例するような「90分でわかる現代イラン」の中での主人公の辿る過酷すぎる人生に圧倒され...余韻もとてつもなく重いが「良い映画を観た」と満足できる素晴らしい時間でもあった。女性に人権などなく終始戦争と宗教に抑圧され、という一応学問として知っているイランの内情という従来の平面的な知識に、「他の国のお年頃の女性と変わらない」マルジの少女から大人への過程におけるその都度の高さの目線での解釈が加わり、さらに実写なら深刻極まりないところアニメで描かれる事でコミカルさも入って、普通に生きようとする事自体が悲劇となってしまう環境の中での1人の人間の苦悩がよりソフトかつ立体的に伝わりしっかり消化できるようになっている。
たか

たかの感想・評価

-
このような自伝的な作品を観ると、誰もが物語の主人公なのだと改めて思う。もっと早く観ておくべきだった…
本作では描かれている女性の生きづらさは、国や時代は違えど今私が感じているものと通じる点はあり、やはり全く違うなと感じる点もある。
kit

kitの感想・評価

3.8
“Punk is not DEAD”

マルジャンサトラピ監督の自伝コミックを、監督自らがアニメーション映画化。

そもそも同監督の「ハッピーボイスキラー」がめちゃんこ好きで、気になっていた今作をやっとこさ鑑賞❗️
個人的に自伝や実録ものはあまり好きでは無いが今作はとっっても好きだった😘

幼少期のマルジャンがめちゃんこ可愛いし、幼少期からを追っていく映画だったので、終始親みたいな気分で主人公を応援してしまった👨‍👧
これから彼女の作る映画の見方が変わっちゃう〜👈👀

宗教や政治問題が絡んできたり、少女から大人への(ちょっとした)成長譚でもあったので重いテーマのように感じてしまうが、ファンタジックなアニメーションとユーモラスな描写が多々あり、比較的ライトに楽しめた👌

精神面や時代の変化に合わせてマルジャンが聞く音楽も変化していくのが、小ネタながらも面白かった🎼🎧🎸
注目ポインツ☝️

終わりは自伝ならではのフワフワした着地だったけど、全編通して良かったと思う。漠然とだが素敵に感じましたよ☺️🌸

以上⚡️🤟🏽⚡️
たぶ

たぶの感想・評価

3.5
原作を読んで興味が湧いたので見てみた。
原作のシンプルな絵柄はそのまま、アニメーションも品質高くて、アニメ化しても違和感なく見られて良かった。
年末年始、イランの英雄が暗殺され、イランとアメリカの緊張が続いていたので、タイムリーに、イラン人のこの作品を見て知識を深められた。
イランイラク戦争下の庶民の生活、息苦しいイデオロギーと監視社会。日本で生活していると、イランについて知ることはなかなかできないし、またこういう不自由な生活をしながらも、若い人の思考のキョウツウテンなども垣間見れておもろい。
tantan

tantanの感想・評価

-
フランス語音声、ドイツ語字幕で鑑賞、、早すぎて字幕追えず…
内容以前の話だが、ことばの分からない子どもに戻ったかのようだったから振り返ればだからアニメって子どもが好きなのか!と。
色々なことが簡略化されてオーバーな表現でわかりやすくなっているのだなぁ。

ちょうど今日、ヒジャブを被った女性が見知らぬ白人男性に突然ボコボコに殴られる映像がツイッターで流れてきたところだった。

ドイツに来る前に観ていたらあまりピンと来ない映画だっただろうな。自分が外国人になる経験は視野が45度くらい広がったかんじ。

イスラムの女性が、いや世界中の女性が差別や暴力なしに生きられる世界に一日も早くなるように。
T

Tの感想・評価

3.9
留学先の文学の授業で観賞。イスラム教徒の人が作った映画初めて観た。全員が熱心なイスラム教徒じゃなくて、国の方針に従う選択しかない人もいることとか、西洋に憧れはあるけど上手く馴染めない主人公の葛藤とか、同年代の子たちと同じ様にアメリカのファッションや音楽への興味があることを知れて、遠い存在だった国が少し身近に感じた。イランでの政治的権力や男女の不平等、戦争の悲惨さを学べる興味深い映画でした。
(女性は)走るとお尻が淫らだから走っちゃダメだ!と警察官に注意されるシーン。
そういう日常の出来事がいくつも胸に刺さる

走るとお尻が淫ら??
??????ってなる


見てよかったし、人に勧めたい作品。
まめ

まめの感想・評価

3.5
あんまり感情を振り回されなくて、なのにひしひしと伝わってくるという感じ、なかなかない
十年くらい前に留学先の授業で鑑賞。イスラム教徒の人が作った映画を観たのが初めてだった。
普段全然情報に触れることのないイランという国について、今まで一番多くを教えてくれた情報源。
西洋社会になかなか馴染めない主人公の姿が、留学中の自分と重なって胸中ざわざわした。
親戚の収監、失恋や、異文化社会での行き違い、挫折、離婚、家族からの叱責など、様々な出来事にもがきながら生きていく主人公の姿が、どんなに社会的宗教的背景が違っても、私たちは同じ人間だと絶えず訴えてくる映画だった。
一緒に観たイラン人の女性が、「こんな映画観るんじゃなかった。私も叔父さんが革命後に収監されて、週末に会いに行くのが習慣だったのを思い出してしまった」と泣いていたのを見て、さらにそれが強く実感された。
会いに行けない人のことも、映画で知れることがあると教えてくれた作品。
主人公を要所要所で激励するおばあちゃんがかっこいい。
Husky

Huskyの感想・評価

3.7
イラン・イスラム革命後の一般市民の生活を描いている。
国内での生きづらさや体制への怒りや悲壮感がモノクロのアニメーションにハマる。
重い。。
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