ラヤルの三千夜の作品情報・感想・評価

「ラヤルの三千夜」に投稿された感想・評価

塀の中での展開がほとんど。
というか展開全てと言っても過言ではないほど塀の中での展開ばかり。
登場人物もほぼ決まった人物のみで展開。

でも全く飽きる事がありませんでした。
寧ろ展開が進むにつれ作品に引き込まれました。

あと作品的に、
観やすいし解りやすい作りだったと思いました♪

2018年6月に映画館で鑑賞
いち麦

いち麦の感想・評価

5.0
イスラーム映画祭3にて鑑賞。イスラエルの横暴な看守と無表情な兵士がうろつく刑務所。イスラエル側の犯罪者と、活動家らを含むパレスチナ人が一緒に収監されていて、両者の対立が塀の内側でも生々しい。身に覚えのない理由で捕らえられた若き女性ラヤルが、刑務所内で強かに生き抜き、出産を通して逞しい人間関係を築いていく姿は、さながら塀の中のインティファーダを巻き起こしていく旗手の様にも映る。母となることでの、一切男に頼らぬ女性の強さをテーマの中心に据えつつも、刑務所という舞台をメタファの様に効かせ、聖地の紛争状況をパレスチナ視点から描く意欲作。見応え充分な社会派ドラマだった。
voce0614

voce0614の感想・評価

4.0
無実の罪で捕まり、イスラエル刑務所に
収監中に出産したラヤル。
実話ベースの物語です。


イスラエルに軍事力により支配された
パレスチナのあまりに不条理な現状を知る。
パレスチナ人であるばかりに自由と人権を
奪われた人々の人生を目の当たりにすると
日本は何だかんだ言っても平和なんだと思う。
chinechan

chinechanの感想・評価

4.2
とてもよく出来た映画でした。一瞬たりとも飽きさせず、人間模様を上手く描いてます。

パレスチナ人教師のラヤルが、イスラエル刑務所に収監され、獄中出産する話。産むだけじゃなくて、檻の中で育ててます。。実話だというから、母の強さは世界共通なのだと改めて思います。

子を守るために抵抗するし、時には従順になることもある。なぜなら子供が1番大事だから。

どこかに属していること、待っている誰かがいることは、人を強くさせる。けれども、それが埋められない溝を生む原動力の一因であることも確かで。

収監された一人一人、有罪の人もいれば無罪の人もいて、1人ずつに人生がある。その内のたったひとつの話。
イスラーム映画祭にて。
日本にいると遠い存在に感じるパレスチナ問題を考えるきっかけになるなぁ…と。
冤罪で捕まった女性がイスラエル刑務所で獄中出産したり、ストライキしたりする話です。
実話を元にしてるそうで、中々胸が痛みますが、心に残る良い映画を見ました。
刑務所の生々しさが印象的。
eigajikou

eigajikouの感想・評価

4.0
イスラーム映画祭3で鑑賞。
ヨルダン生まれのパレスチナ人女性監督メイ・マスリ初の劇映画作品。
冤罪でイスラエルの刑務所に収監中出産したラヤルの過酷な体験。ドキュメンタリー作品で活躍して来た監督が綿密な取材をして制作。実際にヨルダンで使われていた刑務所で撮影した迫力ある映像。
実話を基にし、収監体験者への取材によるリアルなドラマに圧倒される。女性たちが希望を失わずハンストで闘う姿に胸が熱くなった。監督のビデオレター上映あり。映画の舞台の80年代を含め宗教問題に集約されないパレスチナの歴史、厳しい現状をノンフィクションライター高橋真樹さんから聞く。
なつ

なつの感想・評価

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☪️イスラーム映画祭(パレスチナ問題🇵🇸)

イスラエルの刑務所で出産した女性の実話を元に、長年続くパレスチナの理不尽な現実を描く。
上映後、ライターの高橋さんの話で特に印象的だったことを記す。
パレスチナ問題は、『宗教や民族』は関係ない。
パレスチナの土地は遍歴があり、ずっと軍司占領が続いている。
不法逮捕、自由なし、分離壁、、、
監獄からやっと出ても…
軍司占領が続いている、その管理下で生きるほかない。
ガザ地区は、天井のない監獄みたいなもの…そんな暮らしが待っていると思うと、胸がつぶれそうだった。

パレスチナ問題は、国際社会が作り出した問題で、『世界の縮図』。
本作で描かれた監獄の中は、パレスチナの縮図そのものだった。