少年ジャックと魔法使いの作品情報・感想・評価

少年ジャックと魔法使い1967年製作の映画)

製作国:

3.9

「少年ジャックと魔法使い」に投稿された感想・評価

いぬ

いぬの感想・評価

3.0
完全に好みの問題だけれど、どうにもどのキャラクターもあまり好きになれず、話にも入り込めず…ただ魔法炸裂精神世界のようなパチパチしたサイケデリックな世界の描写が面白かった。
うちだ

うちだの感想・評価

3.0
片渕須直監督が幼少期に影響を受けたと聞いて。ジャイロコプターを操るキキが良かった。
こちらも初期東映ではかなりの怪作。この時代にこんなダークファンタジーを作ったなんてオドロキだわ。たぶんナイトメアビフォアクリスマスが好きな人なら楽しめる世界観だわ。
ビジュアルもかなり攻めてる。“東洋のディズニー”を目指した東映動画だが、今作のタッチはむしろハンナバーベラに近い。実験的要素も強いんだよね。

ジャックというから、最初はジャックと豆の木だと思ってたが全然違う。北欧神話のベオウルフらしいぞ。

ジャックと動物一行が自動車で爆走してたら、魔女キキに拐われる。
大魔女のグレンデルが支配する城に連れて行かれると、子供達はみんな魔女にされるのだ。
男でも魔女なのか?って疑問はある。
グレンデルを倒し他の魔女を人間に戻す、ジャックの戦いの物語。

一方で話の構成が、起承転結がはっきりせずボンヤリしているので、チョット間延びした感はあるな。
あと肝心のジャックのキャラがイマイチ定まってない。乱暴者なのか優しいのか、設定がブレてる。
キキを急に助け出すのも、ちょい唐突かしら。

ジャックとキキに中村メイコ。ネズミに黒柳徹子。グレンデルに山岡久乃。
みんな声の演技がバツグンに上手いぞ!
特に二役の中村メイコはプロ声優顔負けの巧さだわ。
しかも魔女のキキで二役なんて魔女宅の高山みなみみたいじゃないか。

60年代カートゥーンなデザインに、アバンギャルドなテイスト。ビジュアルだけでも相当良いね。
T兵衛

T兵衛の感想・評価

-
映像は今観てもかなり斬新。クッピーラムネのイラストみたいなキャラクターの絵柄もかわいらしい。善悪二元論ではない物の見方を提示していて話もそれなりに深い。
青二歳

青二歳の感想・評価

3.9
大好きな名脇役山岡久乃。彼女が声優やってたなんて…衝撃!中村メイコは流石だし、黒柳徹子もよくでてるが…山岡久乃ってマジか…
井上ひさし作詞の〽︎グツグツ煮るか、焼いちゃおか〜。そいつはコックの腕次第〜♪焼ーいてソースで食おうか、茹ーでて醤油で食おうか♪という挿入歌がキュートな東映アニメ。
東映アニメは傑作凡作珍作に極端に分かれますが、凡作かと思えてもつまらないと切り捨てるには惜しい素敵なイマジネーションがある。
これもお話はテンポが悪いので完成度という意味では面白くはないんだけど、ミュージカルの不穏な歌詞の可笑しさや悪魔やキノコに襲われるシーンなど名場面が沢山。楽しい。ミュージカル部分だけなら“ジャックと豆の木”('74)に並ぶ素敵なナンセンスミュージカル。
市川崑の『私は二歳』と『トッポ・ジージョのボタン戦争』(超好き)見て、素晴らしい声だなぁと思った中村メイコが声優を務めているので鑑賞。
東映動画創立十周年記念作品。

中村メイコが一人二役やってる事と黒柳さんが出ている事は事前に知っていたのですが、見終わって作品情報調べるまで、完全にヒロインは黒柳さんだと思っていたら、何と主役のジャックとヒロインのキキ、どっちも中村メイコだった(黒柳さんはネズミ)。
当然、二人が会話する場面たくさんあるんだけど、同じ人の声だとは全く気付かず。すげえ。さすが七色の声!

『私は二歳』のぼくとトッポ・ジージョほど変声じゃないのがちょっと物足りないんだが、なかなか良いアニメでした。
上ってた階段消されちゃうとこからはずっと面白い。
ちょいちょいかなりサイケ。氷の世界キレイ。