私家版の作品情報・感想・評価

「私家版」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

売れない作家の男が持ち出してきた小説が激おもろくてバカ売れ。でもこの小説に出てくる女性は昔レイプされて自殺した元恋人のことじゃね?いやいやそんなわけあるかい……そうでした。ってことでちょっくら“本”で復讐しますか!と何十年も前に書かれた幻の小説を盗作した風にでっち上げ、男を精神的に追い詰める。そして真相を知ることなく自殺させる。

これを静かに描いた佳作。
主人公は男を自殺させるつもりまではなかったかのように思えたけど、同じ方法と考えると自然なのかなぁと。
自殺と聞いたあとのなんとも言えぬ表情は目標達成を静かに噛み締める表情なのだろうか。
視聴回数を重ねる毎に味わいが増すような映画だった。
Cem

Cemの感想・評価

3.8
華やかさもなく終始 静かなんだけど良質なミステリー映画

感情を見せず冷静なテレンス・スタンプが渋くてかっこよかった!
冷静にじわじわと復讐するもんだから
盛り上がりはしないけど落ち着いてて良い
大人が見る映画って感じ

お友達のおじいちゃんが可愛かった!
nagaoshan

nagaoshanの感想・評価

4.1
ベルナール・ラップ監督作品!

久しぶりの再鑑賞!
内容は忘れていたけど、中盤から思い出してラストまでの展開にヤラレタ❗️(^^)

私家版って贋作の小説を作る人なんだがテレンス・スタンプが淡々と巧妙に復讐をしていく私家版の主人公を演じている。
表と裏の顔のギャップにビビるが秘書とのやり取りはほのぼのさせてくた。(^ ^)


尺が短いのに伏線の張り方回収も見事、ラストまで途中思い出したけどかなりドキドキして楽しめました!

テレンスの表情が読めない…

ヒロインがめっちゃ美人でした(^ω^)

良か映画!
星降る夜に押し入れ探検隊69
【Stay Home】なので…①

「華麗なる女銀行家」を再鑑賞していて、
ん?この広いデコ…あの作品の小説家役のハゲちょびん?
調べたらそうだった。
製作年から16年経て、ここまでハゲあがったのかとツボってしまった。
で、本作を思い出す。

個人的にこの種の作品(中盤で犯人がわかるサスペンス)は、全くの情報ゼロで観たい派なのであえて何も書きません。
あくまでも作品紹介ということで。

ただ一つだけ書くとしたら、全くの説明なしに本作の肝へと少しずつリードしていく監督の手腕には唸るものがあります。
たくや

たくやの感想・評価

3.9
VHS視聴。

“とある小説”を巡るサスペンス。
いつの間にか仕組まれていく罠が一つ一つ面白い。DVDレンタルされていないのが勿体無い作品❗


~ざっくりあらすじ~
古参の編集者エドワードの元に売れない小説家ニコラが新作を持ってくる。それは“傑作”と言える恋愛小説。その小説は瞬く間に話題となり、文学賞候補まで登り詰める。
しかし、そんな中、その作品に“盗作疑惑”が浮上し...とある真実が明らかになっていく...


~構成が素晴らしいサスペンス作品~
そもそもサスペンスとは、犯人や真相が明かされているが、その結末がどうなるのか?の道筋をワクワクしながら楽しむもの。
この作品は途中で“仕掛人”が分かってしまうが、しかし何を“仕込んでいるのか”は何となく分からないまま進んでいく。
その仕掛けが後半で明らかになっていく行程が面白い。
どんでん返しがあるわけじゃないけど、“あれもこれもそーいうことだったのかー!!”というちょっとした爽快感が楽しかった。


~最後に~
84分という短さもgood!
新宿TSUTAYAでVHSレンタルしているので、ご興味ある方はぜひ観ていただきたい✨
tulpen

tulpenの感想・評価

5.0
「本が人を殺す」っていうキャッチコピーがナイス!

そういうことか…と
真実が見えたとき
涙が一粒 落ちました。

テレンス・スタンプっていつも本当に素敵。
彼じゃなきゃ成り立たなかったお話。

この監督、2作で他界してしまったらしい。
もっと観てみたかったなぁ。。


静岡サールナートホールにて。
1998年4月1日 20本目。
McQ

McQの感想・評価

4.0
存在すら忘れてたけど、たまたま安価で見つけたので鑑賞。

『私家版(1996年)ベルナール・ラップ』

売れない作家ニコラが友人の編集者エドワードの元に〝ある小説〟を持ち込んだ。誰もが半信半疑で掛っていたが、それは紛れも無い〝傑作〟だった。その作品から瞬く間に文学賞候補までのし上がり注目を集めたニコラだったが、当然であるかの様に〝盗作疑惑〟が浮上する。それは彼の過去作とは明らかに作風の異なる小説なのだ。果たして真相や如何に、、

と、ツラツラあらすじ書いてしまったが、予備知識ゼロで挑んだ方が絶対面白そう。(めっちゃ今更、、)ネット上だと最初の1行からネタバレしてたりするので注意が必要だ。

「趣味の問題」といい、この監督の着眼点はやっぱり一味違って見えた。(少々マニアック)そして何処と無くオゾン監督作に似たような味わい?、、キャスティングや脚本など色々目を惹く要素もあり。特にテレンス・スタンプの紳士な振舞いにはメロメロである。

ベルナール・ラップ監督は僅か2作品だけ残して他界されたとの事だが、ニュースキャスターだった?!というのも驚きだ。もっと色々観たかったのに非常に残念!
こぅ

こぅの感想・評価

4.2
ギリギリ平成最後の鑑賞作品。
久々3回目(DVDでは初)鑑賞。

’19夏のホラー/ミステリー祭開催①

で、
隠れた傑作…オールタイムベスト級秘蔵⁈のレビュー②

フランスのベルナール・ラップ監督デビュー作で、
【文豪復讐ミステリー】。

私家版=営利を目的とせず、狭い範囲に配布する書籍。

スーツを何着か着こなすテレンス・スタンプ(現在公開中【アガサ・クリスティー ねじれた家】出演。)佇まいが渋過ぎる(適度なユーモアも有り)。
C・イーストウッド系かな。

友人からのある衝撃的な【過去の事実】を知ったエドワード(テレンス・スタンプ)が静かに動きだすのだが、その不振な行動は徐々に分かってくる。
伏線もクライマックスで上手く機能する。
ここまで地味で、知的で、血も全く流さない上品ミステリーは無いで有ろう。
真綿で首を絞める感じ。淡々としているが、エゲツ無い。

娘のキャラは特に不用に感じたり、少し説明過多な脚本だが、短尺という事も有り、あまり問題では無い。

カメラワークやライティングは的確。
静かなピアノのテーマ曲は、一本で要所要所使い回している。

エドワードの知り合いで批評家ナンシー役の【パルプ・フィクション】にも出演していたマリア・デ・メティロスは、個性的で好きなアクトレス。


ラストの知らせ(結末)は、そこまでエドワードの計算通りだったのだろうか⁈
【蛇足】な気はした。

本作は、地味に円盤化されたが、レンタルもされず、早々に廃盤になってしまった希少品。
真夜中

真夜中の感想・評価

3.6

このレビューはネタバレを含みます

地味ながら印象深い作品です。
なにより復讐の方法が凄い。脚光を浴びさせ、頂点に上り詰めたとたんに一気に作家生命と自我を崩壊させるような。
作家という職業にこれほどまでに残酷は仕打ちはないでしょう。ゾッとしました。
●'98 6/?〜名画座上映
(初公開: '97 12/20〜単館公開 シネマスクエアとうきゅう)
配給: アルシネテラン
ワイド(ヨーロピアンビスタ) モノラル
6/15 13:00〜 早稲田松竹にて観賞
フィルム上映 1:1.66を1:1.85映写
パンフ在庫切れ→11/25 シネマスクエアとうきゅうにて購入

同時上映:
「スリング・ブレイド」
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