プロスペロー自身が劇作家となり壮大な復讐劇を創作するという、シェイクスピア最後の戯曲「テンペスト」を独創的なアレンジで描いたグリーナウェイの荘厳なる映像絵巻。
幾重にも重なる情報過多な映像に陶酔し…
ピーター・グリーナウェイのレトロスペクティヴにて観ました。
グリーナウェイの作品って「ZOO」ならシンメトリー、「コックと泥棒、その妻と愛人」なら色、「数に溺れて」なら数字という感じで、縛りという…
執拗に繰り返される左右対称の構図、絵画の額縁とそれを覗き込む同じ時代の人々、色面として機能する踊る身体、冗長とすら感じられるような構成のマイムなど、全てにおいてこれが戯曲であることを露呈し続けるよう…
>>続きを読む書物からの膨大な知識によって構築された想像力=魔法の力、という設定の、シェイクスピア劇。
ラストの俗悪なカタルシスは、今作は控えめ。本を閉じて捨てることが、強いて言えばそれにあたる。
冒頭、主人公と…
1991年か、文明から隔絶された幻想が質量をもって現れる この精神性に賛同して集まったってこと⁇ この時代に…
ファンタジーのために使われるCGが紛い物に思えた
ピーター・グリーナウェイはこの幻想を…
よくわからないながらも見てたんだけど、なんか不思議と見入っちゃうな〜と思った映画だった。
ナポリ王に擦り寄り自身の地位を確固たるものにしようとした実弟により、ミラノ大公の座を奪われ娘と共に島流しに…