1979年、イギリス、古典文学作品映像化。
再鑑賞。
シェイクスピア「テンペスト」大筋は原典通り。監督版シェイクスピア劇。
こちらは白いつなぎ姿のエアリアル。
フェルディナンドとミランダの結婚式…
シェイクスピアのテンペストを原作とした作品。
舞台は朽ちたエリザベス朝風の館。
荒れ果て、暗く、寒々しい。
そこをろうそくの灯りや濃密な霧、絢爛な衣装が彷徨い、まるでゴシックホラーと倒錯した夢の中の…
眩い閃光とシャッタースピードの遅い映像、暗闇の中に対象物だけが浮かび上がる、演劇に見える
ヴィトゲンシュタイン、カラヴァッジオの流れと繋げるとアツい
演劇的なセリフの言い回し、戯曲ですねーという感じ…
シェイクスピアを題材に珍味を精製した感じ。青白い暗がりの映像が主体なのですが
、その中で瑞々しい魚のようなトーヤの演技が光ります。
そしてラストの多幸感が素晴らしい。
デレク•ジャーマンは本当にヒロ…
俳優や衣装にデレク・ジャーマンっぽさはあるもののストーリー的には控えめに感じる。
シェークスピアをあまり知らないのだが「プロスペローの本」に比べるとこちらの方が原作に近いのだろうか?
ラストは美し…
ミランダまじかわいい。監督、こういう顔の人好きでしょ。原作よりも俗っぽく下品な感じになってるのも良かった。
シェイクスピアのセリフをいかに活かすか、シェイクスピアの良い演出法という感じ。キャリバンよ…