愛人関係の作品情報・感想・評価

「愛人関係」に投稿された感想・評価

題名でドロドロ三角関係ものかと思ったらちょっと違った。
夫殺しの過去を持つ女性ペギーと、彼女を守る弁護士、彼女に惚れた脚本家と確かに三角関係っぽくはあるけども。

ペギーの周辺で不審な殺人事件が起こる…というサスペンス系でした。

弁護士を演じるアラン・ドロンはどちらかというと脇役ですね。存在感はありますが。
はま

はまの感想・評価

3.4
アラン・ドロン特集4本目。
少し年代進んで1974年、39歳のアラン・ドロン。

アイドル的人気を得ていた時代から、徐々に演技派としてシフトしていく転換期。
それを表すかのように、今作では(主演扱いとなっていますが)助演としてしっかり作品を支えていました。

『愛人関係』て、すごい邦題だけど(笑)
Webで調べるとズラズラ出てきますが、当時実際に今作の主演女優とアラン・ドロンが愛人関係にあったそうで(ホントはとっくに離婚してたから"愛人"っていうのはおかしいらしいけど)。
そのスキャンダル性をウリにしてしまった日本の配給元のせいですね。内容は全然違います←

原題は『LES SEINS DE GLACE』。翻訳するのとても難しいんですけどニュアンスで言うと「冷たい心」とか「虚しい心」とかそんな感じ。
ドロドロっぽくありつつも、タイトル通り感情の行き場がどうしようもなくなるお話でした。

【夫殺しの過去を持ち、精神的に不安定な女性ペギーと出会ったフランソワ。彼女の弁護士マルクは妻がいる身でありながらペギーを愛しており…】

一番立場が寄り添いやすいのは純粋にペギーを愛するフランソワ。
(ただ冒頭の、ペギーに対するアタックが強引すぎてドン引き。文化の違いやね…日本なら警察沙汰です←)

そこに「どうにかしてペギーを手に入れたい」弁護士マルク(アラン・ドロン)が出てきてサァ大変。
…それに、そのペギーが一番大きな闇を抱えてるのが今作の見所であり結末でもある。
今日観たアラン・ドロン作品の中では劇的な展開がある方で面白かったです。

相変わらず感情の読み取り方は難しいけど(笑)、観てて気持ちは感じてしまう。
愛してしまうと、何をしてでも手に入れたくなる、周りが見えなくなる感じは嫌でも共感できるから…。
(私だってずっと言ってますもん。「ケイシー・アフレックなら罪犯しても応援し続ける」って←)


さて、39歳のアラン・ドロンですが。
本気でおじさかっこよすぎてスゴイ。着られてるスーツが喜んで見える。なんなんだろう、あのスタイルの完璧さ。

変わらない眉毛と瞳の鋭さ、眉間のシワ(笑)
若い頃は焼けて健康的な肌だったけどこの頃になると真っ白で…このビジュアルでちょっと不気味な役とかやられるとほんまハマリ役。

個人的に、この人は歳取ってからドンドン渋みが増してカッコよくなるタイプの顔やと思ってるので(wikiの70歳ぐらいの写真めちゃカッコいい)、むかーしのだけじゃなく最近の映画もジャンジャン観ていきたいです。
movko

movkoの感想・評価

3.5
弁護士ドロンの与える男。クライアントの心の病気を患ったシリアルキラーサイコ夫人への純愛を募らせるサイコメロドラマ。ポチャおじドロン39歳ぐらい。テーマが面白くて引き込まれました。

いつもは大人しいのに、男の人に触られると相手の首を掻き切ってしまう病気の夫人。その制約が完全プラトニックラブ条件となり、弁護士ドロンは嫁がいるのに虜になり深みにはまる、何があってもお守りしますという、恋愛何でもありな話で、楽しめました。

庇護が極まって、警備という名のストーカー、支配欲そして狂気という、愛の第一から第三形態までを確認。

主演のミレーユダルクさんは、リアルもタイトル通りドロンと当時愛人関係(15年も!)。グウィネス・パルトロー的雰囲気。日本なら野宮真貴さん的。セクシー美人ではないけど、お洒落、小胸にスリムボディーの知性派。ミレーユさんに限らずドロンの歴代彼女は、一途にドロンにはまりすぎて、全員ズダボロになったらしいので、この映画の男女逆。

ラストで、完全に仕上げて20代の顔にもってきたドロンはプロ。それまでのポチャ印象飛びました。ラストはかっこよかったー!

あと、本作の主演ミレーユさんをドロンが押したとしたら、リアルも与える男なのがいい!

背景もググりながら見るとかなり楽しめましたし、病んだ女の人ほどもてる理由がちょっとわかった視聴。ドロンの彼女のヘアーヌードも拝めましたし。
精神を病んだ夫殺しの女(ミレーユ・ダルク)、女を愛する弁護士(アラン・ドロン)、女に一目ぼれした脚本家(クロード・ブラッスール)。3人の周囲で連続殺人がおきるミステリー&サスペンス。どよ〜んとした雰囲気はいい感じだし、真相がなかなか判明しないストーリは見応えもある。

ただ、女の夫殺しを無罪にした弁護士が、自分には美人妻がいるにも関わらず、肌に触れた男を殺してしまう病を抱えた女を、あそこまで深く愛せる理由がわからない。イマイチ彼の気持ちについてゆけない。

⋯なんてのは恋に未熟な日本人の感想で、「戦争による記憶喪失男と修道院に捨てられた少女の恋」などというH難度の恋バナを、哀切きわまりなく描いてしまう恋愛の達人にとっては、そんな弁護士の恋心なんて楽勝で共感の範囲内に収まっているに違いない。全くもってフランス人恐るべしである。
放送作家の主人公は、浜辺で出会った美女に恋をしていく。しかし、その美女は過去に覚醒剤で錯乱して旦那を殺した事があると告げられ事実確認すると、全面否定。
それからその2人の周りで怪奇殺人が起こり始める。

ストーリー面白いなって思ったら
なんか…え…。
hitomi

hitomiの感想・評価

3.0
この邦題、当時愛人関係だったアラン・ドロンとミレーユ・ダルクの共演からきてるそう。