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「夕なぎ」に投稿された感想・評価

csm

csmの感想・評価

5.0
本当に全員どうかしてる。クラッシャーロミー、革靴の色があわないと言われて即ナイフで靴紐切るモンタン、そんな二人に巻き込まれて困るねと見せかけて大変な流され男のサミーフレイ。運動会みたいなチャンチャカした音楽でバタバタしまくる大人三人が一転しっとりした曲でイイ話〜みたいに幕を閉じるのどうかしてすぎソーテ。
teru1962

teru1962の感想・評価

3.9
イブ・モンタンがお茶目。
脚本のダバディさんのご子息の話も前と後に
聞けて得したというか外国の場合補助線があると色々と助かる。モンタンのスーツもディオールなのはビックリ。
谷口

谷口の感想・評価

3.5
一貫して言い知れぬ悦びがある。
子どもが可愛く撮れてるからかもしんない。
no

noの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

わたしにはこの関係が理解できなかったけど、3人とも幸せになって欲しい
2020年10月26日

U-NEXTで見ました。
ただただロミーに、見惚れてしまう・・
存在感がすごい
イブモンタン 初めて見る演技力
あんなに陽気な人だったか?
フランスの太陽がオシャレ…
akrutm

akrutmの感想・評価

4.1
30代の美しい女性ロザリー、彼女と同棲中の実業家セザール、彼女の元恋人の漫画家ダヴィッドの三角関係を描いたクロード・ソーテ監督の恋愛映画。フランソワ・トリュフォーの『突然炎のごとく』と同じように、2人の男性と1人の女性によるMénage à trois(3人のカップル)がテーマとなっていて、ラストシーンはまさにそれを暗示している。フランス映画などではこのような関係がよく描かれるが、彼らと異なる道徳・倫理規範を持つ我々日本人にはちょっと理解しにくいのかもしれない。

それでも、そのような三角関係が不自然ではないと思えるのは、クロード・ソーテ監督の演出や、三人を演じる俳優の演技によるところが大きいのだろう。解体業を営むやり手で強引な実業家の年上男性と、芸術家肌の繊細な同年代の男性という、全くタイプの異なる二人の男性の間で揺れるロザリーを演じたロミー・シュナイダーが良い。彼女の美貌は、二人の男性を虜にする子持ちの女性という設定に、十分な説得力を与えている。それ以上に素晴らしいのが、年上の男性セザールを演じたイブ・モンタン。ダヴィッドに心を奪われつつあるロザリーを取り戻そうと焦る姿や、彼女に去られて滑稽なほど落ち込む姿など、大スターとは思えない迫真の演技が印象に残る。もちろん、ダヴィッド役のサミー・フレイも良い。彼女をめぐって争っていた二人の男性の間に友情が芽生えるという、なかなか理解しにくいが、そんなこともあり得るだろうと思わせる展開も良い。ロザリーの一人娘を演じた子役の可愛らしさも良い。なかなか素敵な映画である。
想像してない方向に行っちゃって驚いてしまった大人のラブストーリー。この関係に納得させられてしまうのが不思議。
前半は三角関係のラブコメ風って思って観てたら、後半、友情と愛の物語っていう意味がわかってくる。
ラブストーリーだけど、全然ベタベタじゃないし、風変わり。

イヴ・モンタンはみんなを魅了する陽気な男。気がふれるくらい、ロミー・シュナイダーを愛している。
対するサミー・フレイは物静かな男。愛の見返りを求めず、彼女を愛してる。

イヴ・モンタンが下手に財力あり過ぎるから、なんでも思い通りに叶えちゃうのに苦笑。
モンタンもサミー・フレイも佇まいがなんだかかっこ良い。ロミー・シュナイダーは二人を翻弄する訳だが、全然いやらしくなくて、むしろそりゃあ二人とも惚れるよね、という女っぷり。
最後、窓辺の談笑を一緒に見ているかのような心境になって、胸が詰まった。

先日観た追想のロミー・シュナイダー繋がりで、評価高そうなので観てみたら、当たりの映画でした。
Thomomin

Thomominの感想・評価

4.3

このレビューはネタバレを含みます

2人の男性の間で揺れ動く女性の話。ロザリー(ロミーシュナイダー)はバツイチ子持ち。解体業者で成金、お調子者だが社交に長けていて、いつもみんなの中心的存在の楽しい男セザール(イヴモンタン)とカップルの生活を送っている。そこへ、昔の恋人のダヴィッド(サミーフレイ)がNYから帰ってきてロザリーをまだ好きだと迫る。イケメンでコミック画家で知的でミステリアスな雰囲気を纏ったダヴィッドに気後れするセザール。ロザリーは次第にダヴィッドの魅力に再度嵌っていき、ついにはセザールを捨てて南フランスへとダヴィッドと逃避行。

彼女の言動には忖度がない。ただ自分の感情に正直に行動する。フランスでは自由奔放で、自分の意見をあられもないほどはっきり言う女を心から敬う(人気者の女性はほとんどこのタイプ)傾向がある。奥ゆかしいと言う美徳は、全く日の目を見ない社会なのだ。ダヴィッドの方も、平気でカップルの間に入って、自分の好きな女に手を出す究極のエゴイストタイプ。実はとても似ているダヴィッドとロザリーは、まるでバカンスのように2人の暮らしを満喫しているが、ダヴィッドはそろそろこの暮らしに飽きてきている。

そこに2人の居どころを突き止めて姿を現すセザール。一生をかけたいと思うほど好きな女とはどんなに惨めな思いをしても離れたくない、それが高音の花であればあるほど。。。という男の性が哀しくもむき出しのセザール。そんなセザールがやってきたのをいいことに、俗世間的生活に嫌気がさしたダヴィッドは、ふっとロザリーにも別れを告げずそこを去ってまたパリのコミック作家という最先端の生活に戻ってしまう。。。

絶望するロザリーだが、彼女のために彼女の生家を買ったセザールと家族たちと暮らすことに決めたロザリー。ただ、心は1度ならず2度までも彼女を捨ててどこかへ立ち去ってしまったダヴィッドのことが忘れられない。それを察したセザールがダヴィッドをパリに迎えにいく。彼女の幸せ(笑顔)のためなら、なんでもする覚悟のセザールは痛々しいが、男らしい。そんな男気に押されて逡巡するものの一緒に海辺の家へやってくるダヴィッド。ロザリーは彼が自ら帰ってきてくれたと思い一瞬喜ぶのだが、セザールに連れてこられたことを察してプライドは傷つき、その哀しみを断ち切りたいと願い。。。今度はロザリーが2人の男の前から娘を連れて姿を消す。やはりすごいエゴイスト(汗)。

その後、残された2人の男は友情を育みつつ、2年ほどの月日が流れ、一緒にランチをしているところに、気持ちを切り替え終えたロザリーが帰ってくる。。。というところでストーリーが終わる。脚本家のダバディは「彼女がセザールのところに帰ってきたのは明らか」と言っていたというが、また一悶着が起きそうな結末ではある。ただ、ダヴィッドのロザリーに対する想いはすでにひと段落していて、セザールような純粋な恋心とは全く違うものになっている印象。それは、家族を築くことにない興味がないダヴィッドと、子供をたくさん産みたい家族を創りたいロザリーの間に埋められない深い溝があるからというのが、物語のところどころで明らかにされていることで分かる。なのでやはりロザリーがセザールのところに帰ってきたというダバディの言葉はその通りなのだろう。というか脚本家が言っていることだからそれ以外にないか。。。

セザールがすでに50代くらいのロマンスグレーな感じなのにまだ30代っぽいロザリーの堂々たる相手役なのは、この時代の特徴(俳優の実年齢は17歳差)だが、今見るとまずはその設定に「訳あり感」が無きにしも非ず。ただ、この時代の設定としては普通なのだろう。

ジャンルーダバディの脚本がオシャレでコミカルでデリケート、そしてフランスの男女関係の不思議や素敵がたくさん詰まっているので何度でも見たい作品。
静と動の間を揺れ動くロミー・シュナイダーが良い。そしてちょこっと出てくるイザベル・ユペール。大人の恋愛ではないなあ
三角関係ラテンバージョン⁈誰もガマンしていないところが面白い。自由奔放に動き、思ったことを喋る。恋愛ものは苦手だがこちらは面白かった。意外に後味がいい。
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