映画は監督で観るというその意義が最も納得できるのが、タランティーノ監督の映画かも知れません。
自分語りをせずに自分を投影できる稀な監督ではないでしょうか。映像に音楽に脚本に散りばめられた演出にその人…
やっぱりこのタランティーノのなんともいえない気持ちよさが大好き
クリストファーノーランが使う俳優を万人受けの色男と例えるなら、タランティーノの使う俳優は男の好きな漢
そして出てくる女もいつももれな…
『本当にタランティーノはやりたいことをするよなー。敢えて浅い歴史観で描くミスリードのような感覚。ドイツとかフランスとかユダヤとか、結局アメリカ人が喜ぶ映画なのかもしれない。ブラピの砕けたアメリカ人的…
>>続きを読むどこか能天気にさえ感じられる嘘を突き抜けていく、圧倒的なまでの血潮の奔流。
重要なのは能天気さのほうではなく、奔流のほうにある。クエンティン・タランティーノは、この『イングロリアス・バスターズ』(…