ジョージ・A・ロメロを「ああ、あのゾンビ映画の人ね」と片付けてしまってる方には是非おすすめしたい一本。少年は本当に吸血鬼なのか、それとも単なる奇病の持ち主なのか。どこまでも残酷でどこまでも美しい映像…
>>続きを読むジョージ・A・ロメロ監督作。
モダン・ゾンビの始祖ジョージ・A・ロメロが代表作『ゾンビ』(1978)の直前に撮った異色の吸血鬼スリラーです。日本では長らく劇場未公開でしたが、2021年10月に劇場…
他の吸血鬼映画とは一線を画すロメロ自身お気に入りの作品。
本能的に血を求めるだけで他は人間と何ら変わりのないマーティンの孤独感が印象的だった。
マーティンだけでなくほとんどの登場人物が相互理解に苦し…
街ですれ違ったり、関わる人妻がことごとく魅力的。
ホセルイスゲリンの『シルビアのいる街で』のような多幸的であり、疎外された目線。
良い仕事を見つけるのも困難なブルーカラーとモダンで広い家に住むホワ…
このレビューはネタバレを含みます
吸血鬼というか血を吸いたくなる不老の男マーティンのお話。アクロバティックに注射するマーティンが楽しい。ラジオ音声が遅れる演出が凝ってて面白い。
独特のクローブアップを活用したカメラワークとともに、…
私の最も好きなロメロ作品。少年が渇望するのは血なのか、性への目覚めなのか、或いは愛なのか。マーティンを取り巻く環境が彼の孤独を増し、渇望をさらに増す呪いのスパイラル。あまりにも切なくて残酷、そしてこ…
>>続きを読む新宿シネマカリテにて鑑賞。
思ったよりエンタメ性も高くて、めちゃくちゃ面白かったです‼️
マーティンのいとこだと言い張るお爺ちゃんクーダ、全身真っ白なスーツで登場したから、最初『アミューズメント…
注射で眠らせた女を裸にして、剃刀でつけた傷から吸血をおこなうという猟奇的犯罪を繰り返していた少年マーティン。祖父と孫ほどにも年の離れた従兄であるクーダに引き取られるが、クーダはマーティンを吸血鬼と罵…
>>続きを読む人とは違うけど社会の中で生きている。マーティンの諦観、浴びせかけられる偏見、やっと見つけたささやかな居場所、そして迫害。ニンニクも太陽も十字架も平気な吸血少年、マーティンはとてもクィアなキャラクター…
>>続きを読む©1977 MKR Group Inc.