沢島忠「飛車角」マキノ雅弘「日本侠客伝」シリーズで幕を開けた東映任侠映画は、私は時代劇の変形と見るので、幕引きも、加藤泰「緋牡丹博徒お竜参上」を頂点に、マキノ「関東緋桜一家」で膜を閉じた印象だ。この…
>>続きを読むもうね、池部良がかっこよすぎて痺れるわけですよ。ゾクゾクする。
高倉健どうのこうのではなく、この映画は重吉役の池部良こそを見る映画。
名匠マキノ雅弘の美しい映像。まさに様式美ですわ。そして若い藤…
様式の元に生きている人々は常にあらゆることが特別な輝きを持って受け止められるが同時にその全てが当然のものとして存在している。木や傘や雨といったありふれたものが何でこんなに当たり前のように特別なものと…
>>続きを読む二度とおやじの店の敷居はまたがない、と誓う健。父の思いを話し、説得する池部。そして純子との幼いころの思い出。そして美しく、清潔な愛。本作の人々の性格は性善説に基づいている。悪役がその美しい世界を壊す…
>>続きを読む