レールズ&タイズの作品情報・感想・評価

「レールズ&タイズ」に投稿された感想・評価

peko

pekoの感想・評価

4.3
静かで、本質的なテーマの映画。
お互い愛し合っているのに、妻の死を受け入れられず怒りを抱えているトム、人生を全うしたいともがいているメーガン。
自分自身、妻、母、それぞれ大切な人を失くしてしまう3人が過ごす中で、わだかまりが解けていく。孤独ではいられない。暖かさに溢れた映画。
ケビン、マーシャゲイハーデンの演技も素晴らしい。

日本では約5000人くらいの子供が里親に育てられていて、ファミリーホームなどの各種の施設も合わせると4~5万人のこどもたちが実の親ではない人に育てられているそうです。その里親の置かれている状況は大変厳しいと伝えるNHKのニュースをごく最近聞きました。80%以上の里親が子どもを養育するうえで困難を感じたと回答してるのです。映画では美しい絆として描かれがちな里親と子どもの話ですが、現実は難しいようです。
ということを頭の隅にインプットして・・・、
          *
この作品は母子家庭で母を失ってしまった子どもと、その里親となる夫婦のお話です。預けられるというより、特別な因縁で結ばれることになる里親と里子の人物設定がポイント。冷え切っていた夫婦の間に、子供が加わったことで、化学反応が起こり、憎みあってもおかしくない三人が絆を深めていく関係に変わっていく人間関係の不思議。シンプルなストーリーながら、控えめな表現と切ないエンディングのおかげで心にしみる良い作品でした。
          *
タイトルは主人公(ケヴィン・ベーコン)の職業が鉄道の運転手であることから来てますが、この人物設定はアメリカ映画では珍しい。
TKSHATS

TKSHATSの感想・評価

3.7
クリントイーストウッドは名監督ですが、娘も良い作品をつくる事を知った。
妻メーガンの余命宣告を受けいれられず、目を背けるように仕事に励む機関車の運転士トム。ある日、トムの運転する特急列車が車と衝突し女性が死亡する事故が起きた。女性が息子との心中を試みた事故だったものの、息子のデイビーは間一髪で逃げきり里親に預けられ、一方のトムは謹慎処分を受けることになる。2007年、米。

薄暗くて静かな映像が印象的。
溝ができた夫婦に、赤の他人であるひとりの子どもがもたらしたもの。
王道の感動ストーリーです。ありがち展開ですが純粋に目が離せなくなります。

固く張り詰めた表情のケビン・ベーコンと、泣きわめき情緒不安定だったマーシャ・ゲイ・ハーデンが、少しずつ笑顔になっていく。

よくある感動モノっちゃ感動モノなんですが、なぜかものすごく好きなんです。びっくり。なんでこんなに好きなのかよくわからない。
ただ単なる王道展開でお涙ちょうだいストーリーは、嫌いじゃないけどめちゃくちゃ好き!ってわけじゃないのに。
なんかすごくハマったんです。

マーシャ・ゲイ・ハーデンも苦手なのに(序盤だって、末期がんの女性という同情要素を汲んでみても、泣く、わたし可哀想・わたしを優先しろ態度を顕著に夫に醸しだすあたり、あ~ハイハイこの人ほんとこういう役ね!と思ってたのに)、
後半のメーガンはもうね、わたしのなかのマーシャ・ゲイ・ハーデンではなかった(笑)そういうことまったく気にしてられなかった(笑)

ケビン・ベーコンはいつのシーンもひたすらにケビン・ベーコンでしたが。
子ども苦手そうな不器用な感じがいいよね。それが後半のメーガンにデレデレしているところがなんともよいね!

ちょっとコレ特別なにがいいというわけではないんだけどなんかわたしにしっくり来てしまった。出会ってしまった一作。ほんと自分でもびっくり。
ずば抜けてどこがいいってわけではないんだけど、どこにでもある平凡な感動ドラマの一作なんだけど、お気に入り作品の仲間入りです。
くろお

くろおの感想・評価

4.3
これ、あらすじ読んだ時点で泣けるだろって映画だけど、
フツーに中盤以降泣きまくってました。

確かな演技力と監督の父親ゆずり?の淡々とした演出が合う。
素晴らしい映画だった。

このレビューはネタバレを含みます

この少年は母親の死に対してお前が殺したと殴り込んでくるのに、規則を読ませられたら、はいそうですかとあっさり運転士夫婦と打ち解けて仲良くなってかくまってもらうなんて話はちょっと受け容れられないよ。仕方なくそうなるような描写があればともかく。
ぴっぴ

ぴっぴの感想・評価

2.5
ケヴィン・ベーコンの振り幅の広さを感じる。
こうゆう役もしっくり。
ほどよくよい作品。

2017.10
マト

マトの感想・評価

3.8
静かに染み入る良質な作品。監督はイーストウッドの娘さんってことで父親ゆずりのいぶし銀の雰囲気が受け継がれていて、しっかりとしたヒューマンドラマになってます。
ベーコンさんの役柄はかなり気が小さくて弱い男の印象。困難から逃げ出してしまうタイプ。奥さんのメーガンは優しい人。死の恐怖に押し潰されそうになっていたが、デイビーが来たおかげで残された時間を平穏かつ幸せに過ごせるようになる。
それぞれ大切な人を失ったトムとデイビーだが、そんな2人にこの先明るい未来が訪れることを願いたくなるような、そんなラストだった。音楽も優しげかつ渋めの選曲。
のん

のんの感想・評価

3.6

癌に襲われた妻メーガン(マーシャ・ゲイ・ハーデン)の世話をしながら、自殺目的の列車事故に対処しなければならないトム(ケビン・ベーコン)。

「砂みたいな人ね
掴んでも指の間がらこぼれていく」

そんなメーガンとトムの、味気のない関係が、孤児となったデイビーの出現で変化。

クリント・イーストウッドの影響が明らかに感じられる雰囲気。好き。

演出なのか脚本なのかぎこちなさは感じるものの、主演二人の滋味豊かな演技に泣きました。
デイビーの所在なさげな姿も切なかったな。

レールで結ばれた人生の物語。
hiroki

hirokiの感想・評価

-
良いベーコン。メイガンがピアノを習うとこは監督の父親への何か想いがあるような気もする
>|