誰がための作品情報・感想・評価

「誰がため」に投稿された感想・評価

マッツ・ミケルセン出演作を観る連休初日。
単に私の勉強不足でところどころ止めつつ調べながらの鑑賞になったけど、深さがあって良い映画だった。戦争映画なので当然重い話なのですが…

戦争に参加する理由は出世のため、愛国心のため、憎悪のためか、の話が印象に残った。
明るいシーンは映像がきれいだが、全体的に暗いシーンが多い。
誰が裏切り者で、誰が味方なのかがわからなくなっていくのが面白かった。
ナチス占領下のコペンハーゲンで反ナチスの地下組織が次々と売国奴を暗殺していくという話。

地下組織の中の2人(フラメンとシトロン)が有無を言わさずどんどん殺していく。

手当たり次第にやってるなと思うほど、撃ちまくったり爆破したり。静かな映画なのでその辺の描写が目立つ。

あることがきっかけでまるで機械のようだった暗殺者が任務に悩み、崩れ始める。人間らしいんだけど無残だった。

反ナチスの英雄を描くにあたり、必要以上に英雄視していない、むしろただの暗殺者として描いているところと、「戦争の英雄=殺人者」ということを映像でも台詞でも語っているところは第3者的で良い。

でも、かなり静かで重苦しい雰囲気の映画で観るのがしんどかった…。
orangeloop

orangeloopの感想・評価

4.6
デンマーク コペンハーゲン 
1944年 ナチス・ドイツ占領下
 
地下抵抗組織 “ホルガ・ダンスケ” からの指令で
ナチスへの協力者、裏切り者の暗殺に身を投じるベントとヨーン

ナチスに協力する売国奴を暗殺する日々

やつらを殺さねばならない
自分は正しいことをやっている…
ベント、ヨーンが語りかけてくる
言葉がものうげに響く

彼らは裏切られていたことを知る
若く伸びた小枝が折れたとしても
幹が倒れることはない…

生死を賭ける限界の中で簡潔な生死を貫いた
立ち去らず、降伏もしなかった。
意味のある目的に人生を賭けた二人は美しい。
Chikaichi

Chikaichiの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ナチス占領下デンマークのレジスタンスの話。事前にこの辺の歴史を知っておくと入り込みやすい✨

冷静に裏切り者を殺すベントと、常に汗ダラダラで人を殺した事のなかったヨーン。
対照的な2人の対照的な最期が印象的。

正直ケティが一目で惚れるほど美人なのか微妙…さらにオカンくらい年上に見えるため、ベント周辺は感情移入できずフワッと観ていた…
ヨーンの孤独はわかりやすい。妻に別れを告げられてからは吹っ切れたのか頼もしかった。

何が正しいのか疑心暗鬼。正しいと思わなきゃやってられない苦しさは、戦争の描写につきものかもしれない。
暗く重く救いがないが、そもそも戦争で救われた人なんかいないだろうな。

全体的に画面が暗く、真っ暗な部屋のシーンはどこに誰がいるかわからない😂
あと顔がアップになる時のカメラワークは意図的なのか、ガタついたり急に寄ったり不思議だった。
Zealot

Zealotの感想・評価

4.5
☆ アクション/ ドラマ/ 歴史/ ラブロマンス/
スリラー/ 戦争
映像が美しい。寡黙に映像で語るということをしっかり行った銃撃シーンの静と動は惚れ惚れする。そう言うのがジャンル映画としてのノワール的な美学に相性は良いのだけど、戦争映画としてみると突然話が安っぽくなる。これは主役二人をキャラクターとして美化しすぎた客観性のなさに原因
ミツヒ

ミツヒの感想・評価

4.5
ナチス占領下のデンマークを舞台に陰惨な暗殺が続くレジスタンス物でありながらトゥーレ・リントハートのアイドル映画として成立してるあたりが興味深い
kiko

kikoの感想・評価

3.3
誰が味方で誰が敵なのか。ナチス占領下のデンマークで、ゲシュタポへの破壊工作、ナチに寝返る裏切り者の暗殺等を行う男2人。この2人にはあまり思うことなく、あぁそうですか。なんだけれど、謎の女ケティ‥とゆうかお母さんみたいな女の完全なる自己保身具合に感心した次第。男は愛を信じ女は現実を信じた。で、女は長生きだった。みたいな。感じです。
りーん

りーんの感想・評価

3.6
「使命だ」って言うけれど、根本にあるのはやっぱり恨みなのかな。
そして、それを利用するなんて。
誰も信じられなくて怖い世界。
2人が何も報われていないように感じて虚しくなった。
特にヨーンは、家族と離れて後戻りできなくなって、より深みに進むしかなかったのが悲しい。

ミケルセン兄弟が共演していてびっくり。
主演のトゥーレ・リントハートさんは「青い棘」でアウグストさんの恋人役だった人。デンマークの俳優さんだったとは…
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