愛のぬくもりの作品情報・感想・評価

愛のぬくもり1972年製作の映画)

上映日:1972年04月19日

製作国:

上映時間:70分

3.7

「愛のぬくもり」に投稿された感想・評価

キよ4

キよ4の感想・評価

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大学の助教授と若い女のアバンチュール?
オヤジの悲哀っぷり 泣ける
親指を噛む田中真里
夫人役の南條マキさんが色っぽい
いわゆる女性上位時代な馬乗りなら大楠道代より田中真理。地位のある役職、安定した家庭、世間的な体裁を全て投げ捨て破滅するなら田中真理に限る。スタルヒンと親戚っていうのも良い。
厳格な家庭で研究に没頭してきた妻帯者の学者(仲浩)が、自由奔放な若い娘(田中真理)との出会いをきっかけにして、家庭崩壊の危機をもたらしてしまう。ファッション感覚でセックスをする、ヒッピー風の娘になびいていく中年男性の姿を追ったロマンポルノ。音楽担当が鏑木創の変名のため、「野良猫ロック」の主題曲が流用されている。

内容は谷崎潤一郎「痴人の愛」と大同小異。お尻が軽いヒッピー娘に隷属することに歓びを覚えた中年男性が浮足立っていく様子を描いている。夫に裏切られた妻(南条マキ)もまた、学生(森竜二)と肉体関係をもってしまうところがロマンポルノならでは。

本作の優れている点は、田中真理演じるヒッピー娘の生い立ちをいっさい解説しないところにある。どこからともなく突然現れた「現代娘」の感覚が、とにかく面白い。しかし、中年の学者に身を委ねるようになる瞬間の、心の動きが安直すぎるため、そこを欠点とすることもできる。

私は人を束縛するのが苦手なタイプなので、このあたりの心情を推し量るのが苦手なのだが、本作における田中真理は「束縛されたい」と思っている現代娘なのかも知れない。中年の学者は、そこに気付いたことにより、あのラストへと着地することになる。束縛は苦手だけど、何とも羨ましい限り。
terter

terterの感想・評価

3.5
クラブで出会った真面目な助教授と影のあるツンデレな女。
しかし、そこに教え子の男が現れて…。
まるで谷崎潤一郎の痴人の愛。