このレビューはネタバレを含みます
女になって彼女を愛したかった彼、そして男としての彼を愛したかった彼女。人が人を愛するってどういうことだろう、と考えさせられる映画。2人の葛藤、逃亡、そして別離までが、印象的な映像・色彩美、音楽ととも…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
性同一性障害の人たちが自分らしく生きていくことが、今よりはるかに困難だった80〜90年代。
男性として愛してきたパートナーに「女性として生きたい」と告げられた時、受け入れるのは簡単なことではなかっ…
一瞬にして色鮮やかに燃え上がり、残るものは灰と煙だけ。如何にしてそんな濃い花火のような一瞬を過ごせるかを追求することだけが、自分が選んだ自分の人生を生きることだって教えてくれる映画。
胸が張り裂け…
グザヴィエ・ドランの作品に接するたびに、そうであったかもしれず、でもきっとそうはならない自分のことのように感じることがある。
この『わたしはロランス』(原題:Laurence Anyways)は、…
愛について思った。自分をすり減らし受け入れる愛。自分をさらけ出し求め続ける愛。
誰より愛していても、人生を共にできるとは限らないから虚しい。人生を共にすることだけが愛ではないとも言える。離れていた方…
このレビューはネタバレを含みます
3年前からずーっと見たかった映画
母親が旦那に反抗して、テレビを壊して自分の娘と美術館に行くシーン、仲の良かった同僚の新たな部分が見えるシーン。失うものの方が大きいだろうに、失わないと得れなかっ…
このレビューはネタバレを含みます
このレビューはネタバレを含みます
感情の発露を観客に魅せるのが狂おしいほど上手。男とか女とか本当に関心の外でいい。大事なのは想い合う相手が「その人」であることに尽きる。魂で愛しあっているならそれで良しとできない・されない幾つものレ…