初、ダグラス・サーク。
ジョン・ウォーターズが神と崇める存在なだけあり、内容はシンプルなメロドラマを画面の絵作りの上手さだけで美しく描くことに成功している。BOXを購入したので、これきっかけで掘って…
息子がジェーン・ワイマンにクリスマスプレゼントとしてテレビを持ってくる描写の残酷さ凄すぎる。あそこであの餓鬼共ぶっ飛ばしたくなるよね。サークの作品アマプラにあるガビガビ画質の物しか観た事なくて、初め…
>>続きを読むタイトルにHeavenとあるし展開的にも溢れ出るバットエンド臭だったが、見事確りハッピーエンドを勝ち取ってくれた。50sのスカーフファッションや社交クラブでのドレス姿など、当時のアッパーミドル層くら…
>>続きを読む大きな一軒家に囚われ、贈られたテレビの液晶画面に映る自分の姿を見つめる場面の虚しさ。出光真子の「清子の場合」を思い出した。幾つになっても女は自由になれないという絶望感。だがこれは映画なので、天から奇…
>>続きを読むレポートのための箇条書き
・人工的なセット(風車小屋)や照明(寒色と暖色の対比)→一定のトーンとして保たれているのでアイロニカルな印象は薄い、どちらかというと不信の宙吊り ブレヒト的なテクニックとは…
DVDの扉絵の女性が近代オランダ人の帽子を被っているように見えるが、50年代のアメリカが舞台の当世物の映画。色の対比が美しい。ギリシャ古典劇の素養を持つサークらしい抑制の効いた描き口。モーツァルトの…
>>続きを読む冒頭、ロック・ハドソンとジェーン・ワイマンが庭先で語らう短いシーンを挟むといつの間にか日が傾きかけている、あまりに繊細な照明の変容ぶりに動揺する。
冬の映画らしく火のついた暖炉が頻出するが、短い夏の…
ストーリーは至ってシンプルなもの。
普遍的なテーマを取り扱い、ベタベタなメロドラマをやり抜く天才、サーク。
キャメラや人物の配置、ライティング(特に夜光のブルーは美しすぎるし)全体の編集リズム感にお…
社交界残酷描写とか子ども残酷描写とか、とにかく残酷描写にすこぶる余念がなくファスビンダーやトッド・ヘインズといったゲイの作家がこぞって支持するのがよくわかる。
クリスマスツリーを買う場面の植木屋に目…