レポートのための箇条書き
・人工的なセット(風車小屋)や照明(寒色と暖色の対比)→一定のトーンとして保たれているのでアイロニカルな印象は薄い、どちらかというと不信の宙吊り ブレヒト的なテクニックとは…
DVDの扉絵の女性が近代オランダ人の帽子を被っているように見えるが、50年代のアメリカが舞台の当世物の映画。色の対比が美しい。ギリシャ古典劇の素養を持つサークらしい抑制の効いた描き口。モーツァルトの…
>>続きを読む冒頭、ロック・ハドソンとジェーン・ワイマンが庭先で語らう短いシーンを挟むといつの間にか日が傾きかけている、あまりに繊細な照明の変容ぶりに動揺する。
冬の映画らしく火のついた暖炉が頻出するが、短い夏の…
ストーリーは至ってシンプルなもの。
普遍的なテーマを取り扱い、ベタベタなメロドラマをやり抜く天才、サーク。
キャメラや人物の配置、ライティング(特に夜光のブルーは美しすぎるし)全体の編集リズム感にお…
社交界残酷描写とか子ども残酷描写とか、とにかく残酷描写にすこぶる余念がなくファスビンダーやトッド・ヘインズといったゲイの作家がこぞって支持するのがよくわかる。
クリスマスツリーを買う場面の植木屋に目…
これほどの映画的感動を一体どうやって言葉で表現すれば良いのか?過去10年間に観た映画の中で最も感動させられた映画と言い切ってもいい。
'50年代メロドラマのベストワンと言うか、もうメロドラマという一…
ハトのクロースアップ
吹雪のなかキス
窓辺の逆光
ピアノの音が画面外→内へ移動する演出(主人公がピアノ弾いてる)
「周りと歩幅がズレるのは、違う音楽を聴いているからだ。自分が聴こえる音に耳を…