終わりゆく一日の作品情報・感想・評価

終わりゆく一日2011年製作の映画)

Day is Done

上映日:2013年10月26日

製作国:

上映時間:111分

3.5

「終わりゆく一日」に投稿された感想・評価

3110133

3110133の感想・評価

4.2
少し離れたところから、再び物語を紡ぎ直すように

スタジオに流れ続ける、監督トーマスに向けて投げかけられる留守番電話の音声と、スタジオからの眺めを撮り続けた映像。
そのどちらも確かな出来事の断片ではあるのだが、この映画はそのどちらにも近づかず、少し離れたところに立ち止まっている。
物語の断片は、流れ続ける時間(音声と景色)のなかで、鑑賞者によって再び紡がれていく。

(補足すれば、かなり鑑賞者の努力を要求する。ディズニーランドのアトラクションのように、口を開けていれば次々と、飽きないように絶妙なタイミングで、消費財をねじ込んでくるようなことはない。だが、優れた映画とはディズニーランド的アトラクションのアーキテクチャのことを指すわけでもないだろう。この映画はファインアートの文法に則っている。慣れれば慣れる。それは趣味の問題ではなく、内容と形式が不可分な関係にあるのだから、仕方ない。これはこのようにしか語れない。)


ひどく静かで、表面的にはなにも起こらない。しかし、それらの断片が紡がれていくときに、不確かな物語が朧げに像を結びだす。
私たちは(彼の)人生の存在を痛感する。

消費するために演出され、捏造された人生の物語は、この映画の前では恥ずかしさのあまり逃げ出すだろう。

大きな物語を手放したあと、恣意的で捏造された小さな物語を語るのではなく、かと言って物語そのものを諦めることなく生きようとする。そのとき、この映画はひとつのメルクマールといえるだろう。
トーマス・イムバッハ「終りゆく一日」

日本では聞き慣れぬトーマス・イムバッハという名。
かくいう私も初耳です。

ドキュメンタリー映画は少なくともミュージカルよりは好きな映画ジャンルです。
実際カネフスキーの「動くな、死ね、甦れ」もキアロスタミの「クローズアップ」もジュリアン・ベネディクトの「JAZZ SEEN カメラが聴いたジャズ」の3本は唸りました。
わが国の小川紳介や佐藤真、森達也、小栗謙一らの映画作家らの作品にも全部観ているわけではありませんが(劇映画に比べてドキュメンタリーって本当に観る機会が少ないんです)敏感なつもり。
原一男やマイケル・ムーアには時々戸惑いは感じましたが退屈した覚えはありません。
水俣問題を追い続けた土本典昭の作品は未見ですがいつかめぐり逢うチャンスを絶対に逃がさないつもりです。

考えてみれば結構な刺激を受けてきた筈なのに「終わりゆく一日」には何故あまり熱が上がらないのか?

私が上記に挙げた作品が好きな方で「終わりゆく一日」が良かった!と言い切れる方がいらしたら教えを請いたいです。

私にはまだ備えられない咀嚼力があると分かれば幸いです。
DarcyAnam

DarcyAnamの感想・評価

3.1
映像がキレイで良かった。
でもちょっと退屈すぎたかなぁ。
何かしら変化が欲しかった。
まる

まるの感想・評価

3.5
ひたすら留守電垂れ流し映画だったんだけど、何このアイディアすげー!と思いつつ寝たよね。