ゼロ・ファイター 大空戦の作品情報・感想・評価

「ゼロ・ファイター 大空戦」に投稿された感想・評価

戦争娯楽映画+特撮、2つの魅力が存分に詰め込まれた作品。

ゼロ戦の特撮は、ゴンドラでのパイロット視点の爆撃や定番の吊り糸を使った編隊の映像が素晴らしい。
キャストは加山雄三、佐藤允ら戦争娯楽映画の常連たち。
加山の役どころは命を受け取った隊長という点で「~西へ」と似ているが、今作はあくまで合理的な作戦実行に徹しているのが異なるところか。
戦争映画ながら、加山がギターを弾くシーンがあるのもイイね。
山本五十六亡き後の南方戦線が舞台の、零戦乗りの野郎達と新任隊長の物語。戦争映画というよりも青春 (?) 映画的な雰囲気を感じるのは、やはり主役が若大将だからかも (笑)。
ともあれ、クライマックスであるハズの駆逐艦によるガダルカナル上陸作戦がそれを援護する零戦隊の活躍に的を絞ってしまったために、尻切れトンボ状態になのが残念。特に零戦のエンジンを載せて飛び立った紫電がケッキョク何もしないで帰投してしまうなんて、もったいなさ過ぎる……。

ソレにしても、どいつもこいつも命令違反当たり前というのは色んな意味で如何なものか。特に廃棄処分したハズの乱数表を隠し持ってるって、憲兵がいたらスパイ行為とか難癖付けられるレベルなんじゃ…… (苦笑)。
Ideon

Ideonの感想・評価

3.5
敗戦目前の南方戦線を舞台にこんな活劇も作れるんだと感心した。圧倒的な米軍相手に頭脳戦で挑むゼロ戦隊、キャストも軍人顔ばかりで佐藤允や藤田進など軍人が役者をしているようだ。円谷英二の特撮もミニチュア、操演、プロペラの合成など見事な出来映えだ。ストーリー展開もテンポが良く、余計な悲愴感を煽ったりしてないのが良い。
92分と短い時間で、零戦の空戦や人間ドラマをまとめられてました。脚本が素晴らしい映画とはここいうものをいうのだなと感じました。戦いで、感傷的になってはならない、無用な精神論の愚かさ等、太平洋戦争の教訓を教えてくれるようでした。また、モノクロだからでしょうか、独特の緊迫感が伝わってきました。太平洋の嵐や連合艦隊ほどの大作ではありませんが、観ておきたい1本としてオススメしたいです。
なんか昔の邦画戦争映画を適当に選んだら確実に3つに一個は佐藤充でてる。あんなに 最前線のベテラン兵 感がでてる俳優なかなかいない。
この映画でもやっぱりベテランパイロット。新しくやってきた怪しい隊長とともに戦いまくる。
ただのアクションものと思ってたけど最後普通に悲しくて泣いた。このパターンせこい