黒澤明の秘蔵っ子森谷司郎監督がデヴュー作にして大ホームランをかっ飛ばした。痛快にしてドラマチックな航空戦争映画の傑作中の傑作で、空の独立愚連隊といった印象。新任隊長加山雄三は、沈着冷静な合理主義者で…
>>続きを読む三船まぐろ映画『怒涛一万浬』の併映
東宝初の零戦題材モノクロ映画
円谷のミニチュアがまた大迫力で、空中戦も地上の爆撃も爆風を感じるようでした!
パイロットたちの個性も豊かだし、整備班長や参謀たち…
1966年 モノクロ 92分 森谷 司郎監督 円谷 英ニ特技監督作品。2次大戦中 1943年 ブーゲンビル島の航空隊に新隊長(加山雄三)が赴任してくる。「大和魂で飛行機は飛べません」「合理的な作戦を…
>>続きを読む加山雄三は英雄パイロットでありながら日本軍に批判的で、「大和魂が燃料になりますか、鉄が切れますか」と上層部に真っ向から反発する。
それに対する佐藤允は喜八映画っぽい豪放磊落なキャラだが、加山雄三と良…
特技監督が円谷英二だから航空シーンは活劇として見応えがあるし、これを見て零戦が格好いいとなる感覚はわかる。冷静な加山雄三と熱血漢の佐藤允の対比も良い。この作品はあくまでエンタメなので何も問題はないけ…
>>続きを読むやすいタイトルだし、加山雄三主演だし、そんな面白くないんだろうと思って再生したら、かなりよくってびっくりした。
ブーゲンプル島ブインのゼロ戦基地の航空隊が舞台。
零戦とロッキードP38(三胴の機体)…
南方戦線の零戦乗りたちを主人公とした戦争娯楽作品。ところどころ笑えるシーンがありながらシリアスな場面もあり、テンポ良く進んでいく。森谷司郎監督の初監督作品というが、クオリティ高い。
知的で冷静な九段…