人間魚雷出撃すの作品情報・感想・評価・動画配信

「人間魚雷出撃す」に投稿された感想・評価

呆気ない。
4人の若者が、あんなに積極的に回天に乗りたがるのは時代?それとも演出?

出撃した後の、どんよりとした空気が作った感じがなくてリアルに感じた。
出撃の映像でもなく、残った人を描写するのは上手いと思う!
映画の導入と終わりが振り返りで、本編真ん中が潜水艦の中の回想。
回天に乗り込む四人の若者と、送り出す側のわずかな艦内の交わりを描くが、戦争の悲惨さや怖さが出ているシーンがあまりない。
観たいな~と思いつつも石原裕次郎先生があまり得意じゃないので先伸ばしにしていたら、アマプラで発見。
ロハなら観てみる。

実話原作、それなり内容の戦没霊魂慰霊作品。


『浮雲』等、他の作品では比較的情けない役が多い感じがあった、森雅之先生の艦長役は貫禄あってぴったりだった。

…観終わっての石原裕次郎先生は…やっぱ苦手でした…m(__)m
ryusan

ryusanの感想・評価

3.7
終戦間近の日本。太平洋上の敵艦を駆逐するため、人間魚雷回天による特攻で命を捧げた4人の若者。
お国の為に死に急ぐ姿が痛ましい。

この頃の作品は単なるドラマでは無く、作品の中に常に死という通奏低音が流れている。
戦争を知らない世代が素晴らしい反戦映画を作るのがどんどん難しくなっている理由の一つかもしれない。


ブログでも戦争を知らない世代に良い反戦映画は作れるのかを語ってますので興味のある方は宜しくお願いします。
http://blog.livedoor.jp/filmactors/
しんじ

しんじの感想・評価

3.0
日本軍が強い映画を久しぶりに見た気がします。
1号挺いつ修理したの?って思ったけど、何回かに分けて見たから見逃したかな?

最後は意外とあっさりなのね、って感じでしたが、実際の現場もあっさり死んでいったのかなぁと思いました。
人間魚雷出撃す (1956)古川卓己 監督

なんといえばいいのだろうか、とても残念な終わり方、中途半端な映画であったなという素直な感想しか出てこない。
もちろん人間魚雷は実際に存在していて、何人もが特攻隊のように敵軍(アメリカ)戦艦に追突し、亡くなっている。
実際にあった話を、つまらないだとか残念な終わり方だとか、なかなか言い難いが、この映画は本当に中途半端であった。
すでに敗戦色が濃くなってきた戦時中の日本の話である。
そうなると特攻隊や人間魚雷というものが次々と生み出され、若者の命が簡単に失われていく。そういったとても悲しい時期が訪れるのだ。
今回はそこに焦点を当てた作品ではあるが、出撃するまでの尺はとても長いのに出撃する時の場面、そして出撃した後の尺があまりにも短く、あっさりとしていた。
この監督は一体人間魚雷のどこに焦点を当てたかったのか、いったい何というメッセージを伝えたかったのか、私にはそれが掴めなかった。

そしてこの映画を作成している年代も関係しているのかもしれない、アメリカが関係していたのかもしれないが、なぜか青年たちは全員みずから希望し、自らの意思で出撃していたのだ。
勿論そういった青年達もいたのかもしれない、だが全員ではないはずだ。家族に会いたいという希望や単純に死にたくないという思いが、この作品に出てくる海軍の青年達、彼らにはもうなかった。自分たちはもう戦艦に当たり散るしかない、そうするしか国の役に立たない、そういった洗脳的、非人間的な考えがこの映画から濃く混じられた。

あとは技術的な面だが、7割何言ってるか分からない程に音がこもっていた。イヤホンで何度も聞き返したが、字幕がないと理解できない会話がいくつかあった。とても残念だ。

石原裕次郎がおそらく主人公であり、最後まで残っている人間ではあったが、その彼も最終的には散ってしまう。30秒あまりで散ってしまう、主人公のはずなのに。
こちらも技術的な問題かもしれないが、散る際の場面(水中からも空からの映像もほぼない)があまりにも一瞬でよくわからなかった。あともう少し力を入れてほしいと思ったのが、何度も同じ映像を使い回している部分があった。制作時、費用などの問題でそうせざるを得ないことがあったのかもしれないが、こちらも少し残念に感じることがあった。

特攻隊の作品はとても多く感じるが、海での特攻人間魚雷の作品はあまり多いとは思わない、今回はそういうこともあり、鑑賞したのだが、
想像していたのと違った、というのが率直な意見だ。
mh

mhの感想・評価

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日活の戦争もの。
庶民の日常を描くのに日活の美術サンはうってつけで、この映画にもその手腕が発揮されている。
学徒兵の実家が水上生活者はかなりのレア設定。はしけ内の生活スペースの様子。すれ違うはしけに思いを寄せる女の子がいたりして数カットのことなのに情報量がやたら多かった。
その傾向は潜水艦の内部にも見受けられた。爆雷の恐ろしさ、浸水する様子、乗組員の息苦しさが生々しい。
長門裕之と津川雅彦の兄弟が兄弟役やってた。
石原裕次郎は相変わらずかっこつけててたばこ吸いまくりでひとり異空間。
ストーリーにひねりはなく、淡々と着々と進んだ。もったいつけたり、叫んだりせずに、回天は出撃。見事敵に命中でエンド。その潔さが悪くない。
新東宝の「人間魚雷回天(1955)」がやってないところを選んでやってる感じもあった。
リマスタリングしたのかDVDの映像がやたらきれいだった。
セリフは聞き取りづらかったが、日本語字幕はなかった。
戦争ものというよりも、石原裕次郎と長門裕之の人気タレント鑑賞ムービーのほうの比重が高いんだけど、凝ってる細部を楽しんだ。
3104

3104の感想・評価

3.7
潜水艦のセット〜よくできていると思う〜撮影と、実際の記録映像を組み合わせて小気味よく観せる。
死にゆく悲壮感や反戦の気持ちは質・量ともに過剰になり過ぎずに、でもないがしろにせずに描いている印象(軍医長役の三島耕が効いている)。
戦後11年の時点での作品で、ともすれば坦々と業務をこなしているように見えるが、このあたりの作り手の意図や実際の戦場での様子との距離感はどうだったのだろうか。

裕次郎や長戸裕之など若い回天乗組員のシーンがメインに据えられているが、主役はあくまで森雅之。そこに西村晃や安部徹、浜村純などおなじみの面構えが作品に色を添える。

左幸子と芦川いづみを楽しみにしていたが、出演は共にワンシーンだけで物足りず。残念。
空ならぬ海の特攻隊員の話、一度突撃すれば成功しても死失敗しても死,なんと云えぬ感情が込み上げてくる作品

このレビューはネタバレを含みます

裕次郎の戦争映画。これまた珍しい。
長門裕之と津川雅彦の兄弟共演も珍しい。

なかなか操縦がうまくない裕次郎。
出撃したがる長門裕之。
少しコミカルな航海長の西村晃。

「出口のない海」や「人間魚雷回天」は最後、出撃失敗して終わるけど、こちらの作品は全機特攻、全機命中。

珍しい。
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