女性の勝利の作品情報・感想・評価

「女性の勝利」に投稿された感想・評価

まつこ

まつこの感想・評価

2.5
溝口×田中絹代の法廷劇。

戦後の混乱、生活苦で自分の子供に手をかけてしまった同級生を弁護する田中絹代が「罪に貶めるのではなく人を愛し救うことこそ真の裁判ではないか。」というのが潔い。

でも、今やその頃の法律によってまもられている犯罪者がいるのも事実。そう考えると溝口の社会への皮肉がブーメランのように現代に刺さってくるのが面白い。
溝口健二監督が終戦直後の1946年に作った作品。 
「司法民主化、官民合体」というセリフが出てくるが、司法の在り方を問う映画だった。

田中絹代が女性弁護士を演じ、独演会のようだった。 

DVD化はされてなさそうなので、機会があったら観ておくべき映画。 (VHSはあったはず…)


(CS衛星劇場で鑑賞)
女性の地位主張を前面に押し出してくる当たりに「戦後」が伝わってくる
田中絹代という人のイメージがあまりに女性的幸福さとかけ離れていて、その弁論が極まるほどむしろ敗北の印象を受けざるをえない。