玄関、キッチン、風呂場、廊下、寝室。
女。男。
この限られたシチュエーションと人物で描く
産まれてしまったことへの苦しみ。
母、妻、ひいては女への強い愛憎。
男の弱さ、なけなしの強さ。
撮影は若…
自殺した母、妾だった母へのエディプス・コンプレックスと胎児願望。子供を望み人工受精で妊娠し家を出て行った妻への怨みで増長する。雨と聖歌のオープニングにはじまり、マンションの一室で繰り広げられる監禁。…
>>続きを読む胎内は天国で、生まれ落ちた先にあるこの世は血に塗れた地獄だという。だから人は生まれるべきではない、妊娠したら中絶すべきであり、子供は決して生まれてはならない。
自分の妻に似た女性を監禁、リンチする。…
若松孝二作品の面白さは、普遍性や日常が反転した先の狂気や社会批判にあると思うのだが、この作品はあまりにも野心的すぎる
楽しめなかったわけでは無いが、くどいなぁ…と
『止められるか、俺たちを』でもこの…
タイトルが秀逸。
この状況をそう表現するかと。
完全に倒錯した性嗜好を持った男が母親、元妻の影を追いながら、それを女に強要する。
一部屋、一組の男女、のみで長編映画を作るアイデア。若松プロのこの…
このレビューはネタバレを含みます
重信房子出所の日に
足立正生脚本(+助監督)作品を観る因果。
子どもを欲するか欲さないかは
結婚前に話し合っておくべきという話であり、
同意のない相手を拘束するときは
後手じゃないと逆らわれるとい…
クドいんだろうな…なんて思いながらみていたけど、あの室内での照明の使い方、男と女の顔面の毛穴までみえてしまうアップの迫力や、目をやられて水道水で洗って視力が戻る山谷初男目線などなど演出の繊細さに惚れ…
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