本作が描く女性の苦しみは、単純に男性社会による抑圧だけでは説明できない。自らを傷つける存在から離れられないという、理性と欲望の矛盾が物語の中心に置かれている。
そのため、後の作品に見られる社会批判…
溝口健二にとっての戦後ということなのかなと思わせる。つまり上原謙の役どころがポイントで「民主的な」言葉で励ますだけの戦後民主主義で現実的な力に乏しい。ドMな雪夫人は、その出口なき官能性という船橋的「…
>>続きを読む雪夫人が芦ノ湖行ってテラスに座る(俯瞰)→給仕がやってきて店内に戻る(カメラ降りてきて動き追う、最終給仕横から撮る)→カメラ逆の動きしてまたテラス俯瞰から、のカメラワークすごい。女は罪と言ったが、そ…
>>続きを読む全く知らない時代だから楽しい
美しい風景と、男性の強い声と、女性の甘い声、まさに男らしい女らしい人ばかりで
このアナログな余韻にうっとりする反面、
今の時代の良さを改めて感じる
妻の話をよく聞…
ジメジメした人間の陰鬱さが気持ち悪い
登場人物がいくらもがいても結局主体性など微塵も見出せずに全てが霧に飲み込まれる、、
それにしても溝口の映画はショットの情感が豊かすぎて完全にその世界に持っていか…
序盤に久我美子が際どい格好を風呂場でさせられているが、作品全体とはあまり関係なく思えるが、久我の若々しい肉体とその周りを床まで浸す柔らかな水が、理性を蝕む肉体を持て余した雪夫人=木暮三千代とその彼女…
>>続きを読む熱海や芦ノ湖畔の稜線が美しく切り取られる一方で、夜とはいえ東京がどんより描かれ過ぎていて笑える。ロングの構図やカメラワークの上品さにも驚嘆するが、琴の演奏が終わると秋の虫の声が響く、不意に花がポトリ…
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