愛怨峡の作品情報・感想・評価・動画配信

『愛怨峡』に投稿された感想・評価

SW326
4.2

長野県を舞台にした映画。監督が溝口健二だからって意識しすぎなのかもしれないが、写真的というよりは絵画的なカットが多い印象。特に信州の雪山と人々を絡めたカットは、キャメラのポジションも構図も凝っていて…

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溝口健二の中では珍しい完全ハッピーエンド、戦前の作品だけあって画質音質ともに状態がよくないのが残念

戦前の漫才が長尺で見れるため、記録映像としても価値があると思います、何言ってるかは全然分かりませんが
底辺の人々を、愛の本質を、えぐる溝口の純愛映画。
目が冴える様な出来の傑作。
溝口健二にハズレ無し。
cuumma
3.8

女中おふみは女中として働いていた時に、若旦那との間で妊娠が分かった。しかし若旦那に逃げられ、おふみは子供のために必死で働くことを決意する。水商売をしたり、最終的には漫才芸人になった。

2年後に若旦…

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人間の変わり様のすさまじさと同時に来る物哀しさ。普通なら寄るだろうシーンも一切寄らず全体を撮る。観者の感情を動かすことへの躊躇いがある。
おふみさんがどんな2年を
過ごしてきたのか、映っていなくても良くわかる。
短い中に女の一生が詰まっている。

また負けた…。やっぱりさっぱりわからない。いつものように溝口ワールドに踏み込めなかったのに加え、ベースがトルストイの「復活」とのことで。ロシア文学なあ。昔のインテリって好きだよなあ。赤の入り口って感…

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Sari
3.8

川口松太郎の原作を溝口健二が依田義賢とともに脚色し監督した、トルストイの小説『復活』やトーマス・ハーディの『テス』を念頭に作り上げたものだという、力強く生きる女性の姿を描いた名作。

信州で旅館の女…

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る
-

2024/12/03 満足した。多分すごい映画だけど露出がずっと変わったり、コマ落ちのため背景にいる人々が急に消えたり映像の細かいところがはっきり見えなくてあまり集中できなかった。デジタル化の問題か…

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ノノ
3.7

ガッビガビの画質でも構図へのこだわり、映像の良さが伝わるのやばい。特に序盤、駆け落ちを望むふみが男に懇願している時のショットは背景と人物の配置が素晴らしすぎる。男に自分もお腹の子も捨てられた女が生き…

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