雪夫人絵図に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『雪夫人絵図』に投稿された感想・評価

お話はしょうもないメロドラマだと思うが、木暮実千代が美しすぎて感情移入してしまうのと、画面が妙に凝っていて面白かった。
4.0
頭では憎んでいても、身体が抗えない。
昭和のエロ漫画を彷彿させる設定だが、絶品ショットの連続で見入ってしまう!

勿論直接描写なんてないのだが、木暮実千代が柳永二郎からのDVと肉欲、特に後者に支配されきってることがこれでもかと判ってしまう。

それにしても、柳永二郎とのアレが自我や純愛といった、人間の自立に必要…

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kaorui
3.5

世俗に呑み込まれ没落していく哀しい貴族の物語で、太宰も描いてきたモチーフだ。
柳永二郎のモラハラ夫はどこまでも憎たらしいが、抗えない女の性を木暮実千代が淫靡に演じる。濡場こそないのだが初期の日活ロマ…

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3.8

溝口健二にとっての戦後ということなのかなと思わせる。つまり上原謙の役どころがポイントで「民主的な」言葉で励ますだけの戦後民主主義で現実的な力に乏しい。ドMな雪夫人は、その出口なき官能性という船橋的「…

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縁側の襖を利用して一枚の絵画のように場面を撮っているのが好きだった。廊下でローアングルから人の動きを追う場面も上手い。床に置かれている物の配置やクライマックスの霧の出し方も巧み。女性の描き方が今から…

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3.5
2017年の初見68本目。 構図とか演技や演出は素晴らしい。 結局「絵図」ということで、演技は久我さんや男性陣も良いけど、主演の木暮さん(おばさんでビックリ)の「雪」になりきったその姿がすごかった。
3.2

1950年の溝口健二監督作品、76年も前の映画だ。

今の時代、このように情念や愛憎を正面切って描く作品はそう無い、あっても不倫やドロドロ系の関係性の話になり、本作のように人間の内面に食い込んでくる…

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3.7

古い映画を観る時に、そのまま現代の倫理観やルールとの違いをある程度差し引いて(考慮)おくことも大切だなとはいつも思っている。それらを差し引いても、まだ表現方法だとか映画史的な価値だとかがどれだけ残っ…

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たく
3.6

旧華族の女性が、愛のない結婚をした夫の支配から逃れられずに葛藤する姿を描く、溝口健二監督の1950年作品。木暮実千代が一人の人間として自立できない当時の女性の弱い立場を過剰なまでに演じ切ってて、本作…

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