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「王手」に投稿された感想・評価

symax

symaxの感想・評価

3.6
「どついたるねん」に続く、阪本順治監督の新世界三部作の第2作(3作目は「ビリケン」になります。)

阪本順治作品の中で一番好きな作品で、阪本監督の最高傑作と勝手に思ってます。

真剣=賭け将棋で金を稼ぐ"通天閣の真剣師"飛田歩が、プロアマ戦で勝ち進み、名人と対局する話で、コレが出てくる人出てくる人めっぽう面白い。

主役の赤井英和は、「どついたるねん」では、本人の自伝的な内容であったこともあり、役者というよりもボクサーとしてのベクトルが大きいような気がしましたが、本作で、役者赤井英和が確立したと思います。

決して器用に演じている訳ではなく、むしろ、大根役者と言えるかもしれませんが、彼だけにしか出せない色気というか、間というものが存在するように感じました。

何より凄いのは、赤井英和のその目です。
剃刀のように、鋭く輝く眼光は、ボクサーとしていくつもの修羅場を潜り抜けてきたからこそなのかもしれません。

"浪速のロッキー"と呼ばれ、後一歩のところまで迫った世界チャンピオンのベルト…大和田正春との運命の試合…ボクサーの頃からファンでしたが、俳優として売れていく程に、目の輝きが無くなっていくようで…今は、引越し屋のおっちゃんのイメージが強いですが、今作の飛田のような演技をまた見せて欲しいと思います。

今作のもう1人の主役は、これが遺作となった若山富三郎、"伝説の真剣師"三田村のジィさんを演じています。

これがもう…見て貰えば分かりますが、"すざましい"の一言、タバコの吸い方、駒の動かし方、台詞回し、何もかもが完璧です。
画面に出るだけで、空気が変わるのが分かりますから…

名人戦を控えた飛田に、とんでもない将棋で鍛え
全てを教えた後、何かを悟ったように消えます。

唐突なシーンですが、若山富三郎の最後を暗示したかのような場面は、深く深く余韻を残します。

他にも、飛田と対局する真剣師として、シーザー武士(←いやぁ、良い味だしてます)や麿赤兒(←盲目の真剣師でこの対局は、爆笑です。)、プロ棋士として、伊武雅刀、坂東玉基等が出演してます。

加藤雅也は、今の感じは全く無いですが、将棋の虫を楽しそうに演じてます。

"新世界のドン"として金子信雄が短いながらも、ヒロポン打ちながら出てきたりして、本当、えらい贅沢です。

細かいギャグは、挙げたらキリがありません。

コメディとも言えますが、私は、将棋版"ロッキー"だと思っています。

そうそう、借金取役で、國村準が出ていますが、めっちゃ若いです。
はたち

はたちの感想・評価

3.2
昔トリビアの泉で観た駒めっちゃあるデカい将棋盤出てきてちょっとテンション上がった
阪本順治監督らしい遊び心と漢気を感じる娯楽映画の佳作です。徐々に白熱していく将棋バトルはやはり手に汗握るし、熱いものを感じる。

「熱い」といってもどこか乾いたクールな熱さ…とでもいうべきか。赤井英和がみっともないのに格好良いという掴み所の無い主人公を好演していて恰もベニチオ・デル・トロみたいなオーラが漂う。

都市・大阪をこれほど魅力的に描いた映画も珍しい。実に痛快なエンターテイメントで、一見に値する出来栄え。
山

山の感想・評価

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「私の名前は照美と書いて、てれびって読むの」
海と通天閣、どんだけイケてんねんこの映画
谷口

谷口の感想・評価

4.0
最高にカッコいいオープニング。通天閣の真剣師。将棋協会奨励会・三段。日本海のストリッパー。ヒノデ薬局の看板娘。新世界のドン。伝説の真剣師。王手。
DCブランドを着こなす加藤雅也のルックスに乾杯。
かっての南海ホークスの大阪球場の
特設でみました。
赤井が元気やったね!
広田レオナかわいかったなあ!
あさの

あさのの感想・評価

4.0
将棋をめぐる真剣師と棋士達の熱き生き様を面白可笑しく描いた、通天閣映画の傑作です。
赤井英和の独特の存在感はどついたるねんに引き続き作品にどハマりしており、名優達の生き生きとした演技と相まった奇跡のコラボレーションとなっています。

個人的には小劇団で青春時代を過ごした新世界界隈や通天閣地下のディープな世界、この映画を観る度に90年代までは確かにあったんだよなぁとちょっぴりノスタルジックな気分になります。
samiam

samiamの感想・評価

4.0
有楽町スバル座さよなら上映会にて本日2本目。
前観賞に続き阪本順治監督作品。
これは文句なし面白かったー。笑いどころもけっこうあって。。。欧陽菲菲が最高!
赤井英和さん、広田玲央名さんの演技がいい!若山富三郎さんは言わずもがな。

ところで、将棋の映画って意外と多いよね。🤔
囲碁の映画は未だ観たこと無いな。。。
これまで観てきた将棋の作品はどれも面白かった。今のところ外れ無し!😃
サキ

サキの感想・評価

4.0
さいこうだ、これこそ映画館の醍醐味だ。
おじさんおばさんに混じって、関西人のしょうもないギャグに何度もギャハハハ笑うた。みんなで。おばさんのあほみたいに何度もわろてる高い声が全然嫌じゃなかったしなんなら映画にめちゃくちゃマッチしてた。あと終映後のこんなにも自然な拍手は初めて。午前中のチャップリン満席完売で仕方なくのこの作品やったけど、ほんとに見れてよかった。ありがとうスバル座。
80
Tyga

Tygaの感想・評価

3.6
「欧陽菲菲」

くっさい屁をこくのも、でっかい将棋?を何日もかけてやるのも、「ただ勝たなきゃいけない」戦いがあるから。

通天閣の下に日本海が広がるカットが頭に残る。
ベタに加藤雅也が仁藤優子に一念発起して迫るシーンも好き。
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