海のトリトンの作品情報・感想・評価

海のトリトン1979年製作の映画)

製作国:

上映時間:74分

ジャンル:

3.1

「海のトリトン」に投稿された感想・評価

mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.2
なかなか複雑な事情で作られたアニメ版トリトン。
プロデューサーが西崎義展ってだけで如何わしいもんな。しかも富野由悠季(当時喜幸)の初監督作。これまた富野節炸裂でバッドエンドに手塚も「自分の作品じゃない」と言い切っちゃったという。

そうは言っても手塚原作にキャラ原案、富野演出だもの。面白いから困っちゃう。当時トリトンのキャラに女性ファンが殺到したとか。腐女子の誕生はこの作品からと言っても過言じゃないんでしょ?凄いよなぁ。

そんな経緯のテレビシリーズの総集編。でも制作は西崎と実写の映画・監督舛田利雄でしょ?決して上手い編集だとも思わないなぁ。
富野1人で編集した方が傑作になったのではないか?
しかも、如何にも児童アニメなナレーションが結構クドいんだよな。ヤマトの影響でアニメブームだっただろうに。それであのナレーションのセンスは無いよ。

テレビ版からのピックアップだが、驚くべきはトリトンがポセイドン族の怪獣を倒して怯えるシーン。地面に血が広がるのを見て、敵を殺すことに恐怖するという描写。このシーンにより、子供が過酷な運命を背負わされるということを演出してる。これは富野の比類無きセンスだよな。

人魚のピピはトップレスのロリキャラ。今じゃ100%アウトだな。そしてトリトンとピピが和解しない展開が長々と続く。

そして今作で完結しない上に、続編が作られなかったという悲劇的な作品。
素晴らしいサントラとドラマチックなストーリーが魅力だが、作品フォーマットに恵まれなかったのは不幸だな。
手塚治虫が亡くなったタイミング(1989年)で放送されたのを観た記憶。
「水平線の終りには、あ~あ~」って歌やったはず。
映画版は、前編後編あるが、上映されたのは前編のみ。ビデオ化か、DVD化では、両編ある。
富野由悠季さんの初監督作品でもある。手塚治虫さんやってんな。知らんかった。
アニメブームの先駆者といわれている。
トリトン族の子供、オリハルコンの剣のイメージが強いな。
ラストは、当時は、あんまりなかった終わり方。
何かの同時上映で観たな。序章的な内容。あれから本当に時間が経つけど、映画版の続編はないし、結末をしらないんだよなあ、、、