暴力街の作品情報・感想・評価

暴力街1974年製作の映画)

製作国:

上映時間:96分

3.3

「暴力街」に投稿された感想・評価

T

Tの感想・評価

3.7
序盤、アイドル歌手みなみちゃんがテレビ局のトイレで誘拐されるシーンが良い。ゴリラの仮面を付けて女優を撫で回すヤクザや、フランケンシュタイン顔でロープを引くヤクザが見られる。ヤクザ社会と日本芸能界を結びつけた功績。鶏小屋での血みどろの闘い!安藤昇の、ギリギリまで牙を隠し、クライマックスで暴れ回る「安藤昇らしさ」が良かった。
WINSRIVER

WINSRIVERの感想・評価

3.3
ただひたすらに、頭をかち割り、身体を切り裂く。常に何かが割れる音が鳴り響いている。殺し方が結構エグい。
五社監督
安藤昇を主演に、脇に小林旭、菅原文太を。
養鶏場での決闘シーンは、なかなかの迫力で良かったです。

ただ、安藤昇にそんなに魅力を感じないので、思ったより感情移入出来ませんでした。

この辺りの作品を見ると、大部屋俳優が気になり、誠直也とか地獄大使(笑)、たこ八郎、ホタテマンetc,

小林旭は、結構良かったんですけど、平均的なヤクザ映画だと思いました。
寂々兵

寂々兵の感想・評価

3.5
安藤昇と小林旭の2大インテリ狂犬による"仁義ある戦い"の映画なのだが、小林旭が芸能プロダクションの社長でアイドルを育成していたり、対立する関西派の仕業に見せかけるためにチンピラがアイドルを誘拐したりと、実録ヤクザ映画の体裁をとりながらもモダニズム溢れる活劇的展開に思わず見入ってしまう。ジャケットにデカデカと顔を連ねている割に一向に姿を見せない我らが文ちゃんは何の前触れもなく突然現れ、『独立愚連隊』の佐藤允を彷彿とさせる色気と浪花節に満ちたスタイルで安藤昇をサポートして颯爽と立ち去るのだ!かっこよすぎる。しかしながらどう考えてもヤバいのは中盤の養鶏場における安藤昇&夏八木勲VS山本昌平(肩にオウムを乗せたユル・ブリンナー)&マダム・ジョイ(剃刀で闘うオネエ系ストリッパー)の大乱闘。他にこれだけ頭のネジが外れた殺し屋コンビが出てくるのは大和屋竺の『愛欲の罠』くらいじゃないか?まあ任侠と実録、東宝と東映の垣根を壊したようなカルト映画でとても楽しかった。
びーち

びーちの感想・評価

3.2
五社英雄による実録路線後の東映ヤクザ映画の異色作。近代化を図り企業舎弟に転身した組織と、かつて組織に貢献したにも関わらず企業化の障害として体良くカタギにさせられた元幹部一家、そして東京侵攻を狙う関西の組織の、三つ巴の抗争劇を描いた作品。それまでのドキュメンタルな作風の路線から一転、不気味な殺し屋などを登場させてフィクショナルな方向性を目指している。それなりに成功してはいるのだが、如何せん話自体が消化不良に終わっている感は否めない。
惡

惡の感想・評価

4.4
完全にジョンウー作品。

銃撃戦のど真ん中でコーラ飲みながらヘッドホンしながらショットガンぶっ放す菅原文太は本作でしか見れない。

"フラメンコクンニ"、"マネキンリンチ"、"TVセックス"…物語の筋などお構いなしの映像が続く。


『たまにゃあこうやってぱあーって花火上げねぇとうんざりするんだ。俺にも戦争させてくれよ…』
法一

法一の感想・評価

2.8

このレビューはネタバレを含みます

 バイオレンス描写は激しいし、面白い。というかそれ以外が全く不要と言っていい。女優陣の華のなさはのけぞるレベル。

 ラストの対決(急に始まるので驚く)で小林旭が突然「どっちでしょう」ゲームを安藤昇に仕掛けるのには面食らったが、覚悟を決めた男たちが児戯に興ずるという点では、ネットで指摘されていたようにジョン・ウーあるいはジョニー・トーの源流といえるのかもしれない。
紫色部

紫色部の感想・評価

2.5
2017.4.2 CS

マネキンが大量に投棄された場所での集団リンチや犬が飼われた養鶏場での斬り込み/襲撃など豪華キャストによる果し合いは視覚的に賑やかで楽しいし、菅原文太のアナーキー振りも最高だが、ひたすら血みどろで人が死にまくる割には編集やテンポがボロボロでドラマが弱いし、安藤昇の情婦役のポルノ女優も演技が酷くて中々に辛い。
当時の東映やくざ映画にあって任侠でも実録でもなく、且つ滅茶苦茶にサービス精神旺盛な映画。
実録も任侠も飽きたぜ!というマニアにはおすすめかもしれない。

一見した映画のルックスはハードボイルドなのだが、全体的にテンションが高い。しかも変な所で。
とにかく、刺激的なシーンを次から次へと重ねて来る。
マネキン廃棄場(?)でのヤクザ同士の殺し合いというアングラ映像が飛び出したと思ったら、次の瞬間には夏八木勲が着物女と血と泥の海の中で殺し合い。しかもやられている。
間髪入れず、鶏小屋で安藤昇がスキンヘッドの刺客を返り討ちにする。ここもスゴい。
野犬に相手の腕を噛ませて拘束したところを頭にビール瓶を滅多打ち。
そのまま割れた破片で相手の首元をメッタ刺し。頭から動脈から血が噴出。凄まじすぎる。

ようやく落ち着いたと思った頃、菅原文太が登場する。
しかし、これでいつもの東映やくざ映画が始まると思ったら大間違いだ。
いつもの動的な役と違い、無敵の助っ人的な立ち位置で登場するジョーカー的存在で、ライダースーツを着こなし、常にけだるそうな仕草。
そして何故かずっとヘッドホンをしている。
(当時はまだウォークマンなんて無いので、わざわざラジカセを抱えて歩いている)
ガムを噛みながら眠そうにショットガンを撃ち、狙った相手の顔面を粉々にしてニヤリ。
良くも悪くも…いやちょっと悪い意味で漫画的だ。

暴力シーンには必ず派手な血飛沫、さらに五社作品おなじみの濡れ場もあり、観終わる頃にはヘロヘロだ。
鶏小屋での決闘の果てに理解り合った安藤昇と小林旭。ふと鶏小屋の入り口を見ると無数の男達の影。
横一列に並んだ男達の一斉掃射、飛び騒ぐ鶏の群れ、スローモーションと血飛沫。
もう『男たちの挽歌』の世界だ。
ジョン・ウーが深作欣二をリスペクトしているのは有名だが、実はこの映画を深作作品だと勘違いしたのではないだろうか?と思うほどだ。
何か物足りない。なんだろう。女か。女の数かな。
とりあえず五社英雄作品は高知三部作を見た方が面白そうなのでそうします。
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