五感フル活用!!自分がスクリーン上で体験しているような不思議な感覚になった。
登場人物は、全員ろうあ者で字幕、吹き替えは一切なく手話のみで構成されています。
ちなみに「トライブ」とは部族や族という…
一切セリフの無いウクライナ映画と聞いて「ブラインドネス」や「ミスト」のような救いの無いパニックホラーを想像していたが、全く違う映画だった。
ウクライナ映画には勝手に暗い映画という先入観を持っていたが…
全く台詞なしで全編手話、音楽もなく耳にするのは自然音だけ、更にはワンカット長回しが多い
舞台はウクライナで売春、強盗、暴力と正直救いようが無い話
キャストが全員ろうあ者と言うのも前代未聞だがその演技…
耳の聞こえない人が周りにいないのでよくわからないのだが、こんなに警戒心が薄いのかと思ってしまった。トラックに轢かれるシーンとか。音が聞こえない分、すべてのことに敏感になるのではなく鈍感になっているよ…
>>続きを読む暴力と殺人とセックスの映画としか言えない
あとは良く分からなかった、というか全く分からなかった
痛々しい描写がチラホラと
特に中絶シーンとラストの殺人シーン
寝ている間に誰にも気づかれずに殺される…
字幕もほとんどなくて手話の雰囲気でその人の感情を判断したときが多かったんだけど、
激しい感情で怒っているのか喜んでいるのかというのを考えるのが大変だった
生々しい感じとか、裏の感じとか闇を見ているよ…
ウクライナの字幕吹替無し、手話のみの映画。
ろうあ者を聖人化した感動話ではなく、聾学校のクズ達のヒエラルキーやセックスや暴力の話。
独特な閉塞感と暗さ。台詞が無いからこそ浮き出る描写もあるなと思うけ…