人の望みの喜びよの作品情報・感想・評価

人の望みの喜びよ2014年製作の映画)

上映日:2015年03月28日

製作国:

上映時間:85分

3.0

あらすじ

「人の望みの喜びよ」に投稿された感想・評価

キネカ大森名画座で。
震災で両親を失ったきょうだいの話。
実話ではないけど実際にこういう状況だった人は存在するんだろうと思うととてもやりきれない。
花林糖

花林糖の感想・評価

1.9
監督「考えたり行動したりする前に、言葉にならなかった部分が、人にはかならずあると思う。それを大切にしたい」
たぶん、言葉にならなかった部分っていうのは、言葉ですくいとって固める前のイメージのことだと思う。
それはわかるんだけど、それって、言葉とか行動とかと、そのリアクションで画面に引き出すもので、バストショットで表情をじっと撮る間なにも言わない、とかじゃない気がする。正直退屈するシーンもあった。
構造を破壊して自分なりの表現方法を確立したかったからこそのやり方だとしても、不十分なのでは…と思った。

「その街の子ども」のサトエリの台詞「不幸になったときにどうやったら幸せになれるか皆んなで考えること」でいうと、お姉ちゃんと弟は、大きい荷物を半分こすることで幸せになろうとしたんだと思う。

あとは手紙モチーフにも触れたい。
届かない手紙にはペンがすすまない。言葉を吐き出すんじゃなくて言葉を届けるための手紙だからだと思う。なるほど。

このテーマ選ぶの結構勇気いるんじゃないかなあ。すごいな。
震災で両親を失った姉妹が直面するつらい現実を、困難な状況の中、弟に事実を告げられずに苦しむ姉と純粋な弟の姿が観る者の胸を打つ。
災害後の子供達の心情を追っている。海外で鑑賞したが、セリフの少ない作品であり、心情の変化を読み取るのは海外の人にとって難しそうだと感じた。
震災によって両親を亡くした兄弟がどう生きていくか、苦悩と葛藤を描いたヒューマンドラマです。今作で長編映画デビュー作となった杉田真一監督。彼が実際に体験した阪神淡路大震災の体験が基となっていることもあり映画だからという楽観的な考えで見過ごすことはできない。それは、ストーリーの中で見せられる被害にあった地や兄弟が新たな生活を送る上での苦悩が生々しく物語っている。
主役は小学生の姉・春奈とまだ幼い弟・翔太の2人兄弟。この映画で一番のポイントとなるのが親のありがたみを知らぬまま残された兄弟がどう生きていくか。周囲の人間との関係や環境の変化に気丈に振る舞っていた春奈は小学生ながら頼もしく見えるが、その心はもろくすぐに崩れる。そして親の生存を信じ続ける翔太にどう真実を告げるかという悩みにも直面するように。
映画として観ると決して良作とは言えない。撮影も遠くから撮影し、人間のみならず周囲の景色も取り込んだ全てを見てほしいという監督の意図が随所に見られる。だが短い上映時間でこの手法を幾度と使用されると飽き飽きしてくるのも当たり前。出演しているキャストもフレッシュなメンバーが揃っていることもあり全てを含めて今後に期待という所だが、今作に至っては被災者の本当の気持ち、特に発育期に直面する子供たちがどう考え、どう悩んでいるかの見本にしてほしい映画である。
他人の孤独に寄り添うというのは、いかに覚悟が必要で難しいことか。苦しみを言葉でアウトプットできない子供たちにとって、震災以降の世界がどのように見えているのか伺い知れる貴重な作品。
"生"への執着を瑞々しく捉える映像の美しさに、作り手の丁寧な優しさが溢れていた。
Tyga

Tygaの感想・評価

3.1
自主映画っぽいんだけど、ワンカットワンカットに妥協がない感じはすごくよかった。