老人と海の作品情報・感想・評価

老人と海1999年製作の映画)

THE OLD MAN AND THE SEA

上映時間:21分

4.0

「老人と海」に投稿された感想・評価

chisa

chisaの感想・評価

4.4
絵が凄く綺麗で観ていておそろしく上手い凄い。水に当たった光や影、細かい色にも忠実。指先や棒で、ガラスの上に油絵を一コマ描いては撮影、また一コマ動かして描いて撮影、気が遠くなるような作業に違いないと思うのだけど、熱いメキシコ湾の海の色や空、カジキがジャンプした時の重さまで伝わってきた。
人物が子供でも渋い気がした。
え〜これはすごい……… 滝とか海の、絶えず動いてるのに人間には止まって見える、と同じことがこのアニメーションでも目に起こる
どこのシーンを切り取っても絵画になりそう
老人と海。

自由を束縛される者。

自由を愛する者。

自由に生きる海。

自由に生きられない老人。

人の命、海の命のぶつかり合い。

男はロマンを忘れてはならない。
チノ

チノの感想・評価

4.0
観たのは去年と一昨年1回ずつ
ガラスに直接描くというなんとも斬新な技法
見応え凄い、アングル凝ってる
ともすればセルルックの日本的なアニメーションか、ディズニーピクサーの3Dアニメーションかの二択的に捉えてしまいがちだが、世界にはこんなにも違った表現をする豊かなアニメーションがあるのか!と気づかせてくれる。
ガラスの上に手を使って描く特殊な技法。油画がそのまま動いてるようなアニメーション。

波、夜の明かり、風、あらゆる自然描写にハッとさせられ、美しい。
青二歳

青二歳の感想・評価

4.1
アレクサンドル・ペトロフのガラスペイントアニメーションによるヘミングウェイ“老人と海”。
ガラスに油彩画を描き、動かしたい箇所のみを削ったり重ね塗りをし、それを繰り返すことでワンシーンとなっています。分かりやすいのは背景はそのままで人物だけが動くシーン。ここまでは理解できますが…
視点が移動し、背景が動くシーンは一体どうやって繋がっていくのか…その作業量とアニメーション設計はとても想像が追いつきません。

“おかしな男の夢”では、自然と融合する不自然極まりない理想郷が印象的でしたが、今作では東洋人にも無理のない自然観だと感じます。原作の解釈によっては今作を支持されない方も多いでしょうが、とにかく圧倒的な作画に見とれてしまい彼ならではの“老人と海”に魅了されます。
さざ波ひとつも人間が起こそうと思ったら大きなエネルギーを必要とします。時化でも凪でも、海は大きなエネルギーをもっている訳で、その内包する力強さを表現するアニメーションに一片の手抜きもない。大魚もまた凄まじい力があり、老人の腕もまた力強い。静止画では表現し得ないアニメーションならではの迫力が見事。
また展開される老人のイマジネーションが海のエネルギーに匹敵するほどの熱量。ここが素晴らしいですね。ふわふわしたものでは決してない。自然も人間も大きな熱量をもち、支配/被支配の関係ではなく、対等なものとして互いのエネルギーをぶつかり合っている。
圧巻の20分です。
まなか

まなかの感想・評価

3.8
アニメーション作家基本ドエムだよね 油彩アニメーションの緻密な描画がヤバい
かまた

かまたの感想・評価

2.8
あれ、これも去年見たあと書いてなかった…… 記録
のどか

のどかの感想・評価

3.5
オイルペインティングによる作品、ガラスに描いているそう。描いては消して、描いては消しての繰り返し。なのになんであんなに自然な動きなんだろう‥

ロシアの作家が電通など日本の企業に資金提供してもらい作ったとのこと。

以前、絵画は映画的な要素を持つと聞いたことがある。絵にはその先の時間における出来事を予想させるような、空間的なふくらみがあるんだそう。

この作品を見て、そのことを思い出した。絵画的な美しさをひとつひとつのカットが持っていた。
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