過去と現在を入れ子にする、いつもの加藤彰。難解で眠くてつまらないんだけど、谷ナオミは圧倒的だから傑作感は漂ってしまう。愛と贖罪が結びつくとマゾヒズムの極致へ。罪深いわたしをお赦しください、こんな罪深…
>>続きを読むいったい私は何を探しているのか?
観客を主人公と同化させようと、巧みな構成で、スクリーンに引き込もうとする。
加藤彰監督って、そう言う人だったのか、と初めて発見した。ロマンポルノのデビュー作「恋狂い…
訳ありの結婚生活をおくり帰郷した谷さんが巡り会う男達との縄生活。
回想シーンが多々ある。縄自体が嫌いなせいもあり、雰囲気は有るけどピンとこなかった。
縄は嫌いだけど、熊田曜子さんの縄姫なら是非観たい…
性的不能になった男が首を吊り、その過去から逃れるために生まれ育った町に戻ってきた谷ナオミだが、何処に行っても居場所はなく、性と心が満たされないままただ彷徨い続ける。加藤彰は『奴隷妻』でもそうだったが…
>>続きを読む粟津號の部屋からブラジャー片手に逃げてきて、扉を開けた井上博一に出くわした瞬間からビキーッとスピ入るナオミさん。そっからはもう、加藤彰でしかない演出が続いていく。ふたりの男の背中の向こうにいる谷ナオ…
>>続きを読む夫(五條博)との訳ありの結婚生活を経て、単身実家に戻ってきた夫人(谷ナオミ)が、性衝動の暴走に悩まされていく。抑制させることができない性的欲動を描いている、日活ロマンポルノ。団鬼六原案。
主人公の…
2015.04.23 ラピュタ阿佐ヶ谷
日活ロマンポルノの「普通の」作品。しかしだからダメだという意味ではもちろんない。神代やら小沼勝、曽根中生、田中登が例外的ということ。でも加藤彰を観るのはこ…