団鬼六 〈黒い鬼火〉より 貴婦人縛り壷の作品情報・感想・評価

団鬼六 〈黒い鬼火〉より 貴婦人縛り壷1977年製作の映画)

製作国:

3.8

「団鬼六 〈黒い鬼火〉より 貴婦人縛り壷」に投稿された感想・評価

奥の部屋から縁側に至るまで、障子という日本家屋の特徴を活かした多層的な空間の構図が見事。しかも外は雨。
てぃだ

てぃだの感想・評価

2.9
 鬼畜大運動会って感じ笑。馬に乗せられパカパカとか十字架貼り付けとか何だか目に残る妙に面白い画があるものの、サル以上にゲスい人間どもの乱痴気騒ぎに乗り切れなかった感。それはそれで正解なのかもしんないけど。
床ずれ

床ずれの感想・評価

4.0
片山杜秀先生激推しの日活ロマンポルノ映画。真似してみたくなるセリフが多い。
借金返済のため性豪の中年男(高木均)に嫁いできた士族の娘(谷ナオミ)が、慰み者にされながらも心の恋人(志賀圭二郎)に添い遂げようとする。被虐待者となった薄幸美人の生き様を描いているロマンポルノ。原案は団鬼六によるもの。

高木均と渡辺とく子が演じる悪役兄妹のインパクトが鮮烈であり、もはやサイコ・スリラーの領域に達している。人里離れた村落が舞台のため、全編が因習めいた雰囲気に支配されているのも最高。

端役では、トラウマ級の性体験を強いられる奉公人の童貞少年(滝沢淳)と白痴の女中を演じている田島はるか(私のフェイバリット女優!)が素晴らしい仕事ぶりを見せている。芸達者が総出演しているため、登場人物の一挙手一投足がいちいちツボに入る。

谷ナオミへの羞恥プレイは、弱者に対するイジメとしての屈辱行為ではなく、谷ナオミが強者だからこその、心のぶつかり合いであることを汲み取ることができる。「責める側もまた自分の隷属者に隷属している」という倒錯関係へと着地するのがエライ。
ぷ森勝の完璧な撮影と柳生一夫の美しい美術。プロフェッショナルすぎるナオミさんの存在感。立場の逆転するラストのカタルシス🔥