私の中の娼婦の作品情報・感想・評価

私の中の娼婦1984年製作の映画)

製作国:

上映時間:69分

3.5

あらすじ

『私の中の娼婦』に投稿された感想・評価

西岡琢也の脚本を、武田一成が監督。美術は部谷京子。奔放な妻に振り回される実直な男。そんな妻に先立たれ、旅に出る男。温泉街で出会った女に、また振り回される男だが…。
淡路ニュートーホ劇場にて
SN
3.3
死の匂いはむんむんするが登場人物に惹かれず。

妻を亡くした肥満気味の中年男を眺めるのは中々厳しかった。

正直途中までは文学的なロマンポルノを目指しているようにしか見えなかったが、ラストシーンのどす黒い画面にはやられた。これも前田米造が撮影しているのか。
田坂郁に白い布を被せて艶かしく死に誘うのもなかな…

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tBi
4.1
Rec.
❶25.02.23,シネマヴェーラ渋谷/脚本家で観るロマンポルノ
お伝
3.0

「無事故無違反無欠勤」で真面目に生きてきたオジサンが、そういう役なんだけどほんとにパッとしないのである意味すごい。このさえない主役のオジサンが田舎の港町のサセ子オバサンと出会う。まあまあ激しい内容な…

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武田一成×前田米造、西伊豆・雲見温泉ロードムービー。小さな壺に納められた遺骨、グラスの氷が揺れる音、鈴虫、レールの上を行ったり来たりな電車、とらえどころのない田坂都。孤独と喪失、弔い、海、手のひらサ…

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lag
3.8

仄かに香る。海を眺める。旅をする。排水口へ吸われる。焼きつく寂しげな顔。もう若くないから。夢がない明日がない人生は戻れない。死んだ妻の骨。帰らずに消えた夫。注がれた氷。真夜中に舟は出てゆく。鈴虫だけ…

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2.5
僕には難しい映画だった。ただ終始死の匂いがプンプンする。死とエロスは表裏一体なのかも。小舟よどこへ行く。

これも「不在」を巡る武田一成のドラマ。すでにこの世にはいない人物(幻影)に憑りつかれた男と女。生真面目すぎるが小さなことでカッとなる大林丈史、平々凡々な風貌の奥底に隠した狂気。キチガイの哀しみと夜の…

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死別した妻(水木薫)の遺骨を抱えて、小さな漁師町を訪れた中年男性(大林丈史)が、町内を放蕩する謎多き夫人(田坂都)に、生前の妻の姿を重ね合わせていく。「男と女の化かし合い」を題材に取っている、日活ロ…

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