白い娼婦 花芯のたかまりの作品情報・感想・評価

「白い娼婦 花芯のたかまり」に投稿された感想・評価

文字通り、真っ白なエロス。とかく小沼作品は透明度の高さが魅力です 小沼勝『白い娼婦 花芯のたかまり』

久々の小沼勝作品ですが透明度はやはり魅力的です。
こればかりは神代辰巳、曽根中生、田中登も追いつけません。

『主婦たちの性体験 夫の目の前で今・・・』の風祭ゆきさんや『夢野久作の少女地獄』の飛鳥裕子さん、小川亜佐美さん、『ブルーレイン大阪』の志水季里子さんらの姿を思い出しても明白です。

実際、自堕落な悪趣味になりがちな『生贄夫人』や『花と蛇』で繰り広げられる痴態をあそこまで真っ白にオブジェ化出来る離れ業など世界を見渡しても小沼監督以外に私は知りません。

女性は幾つになっても真っ白で美しい、と私たちは小沼作品で学べます。

夫人の片桐夕子さんの近頃の姿を見る機会が最近ありました。

今尚、お美しい姿に感動するばかりです。

さすが女優さん、さすが小沼監督夫人です!
t

tの感想・評価

4.0
白くすることを生業とするクリーニング屋の少年が「汚す」ことへ執着するまで。高級娼婦・山科ゆりの白いドレス、倒錯した不具者の兄、闇に浮かぶダッチワイフ。芹明香の「甘ったれんじゃないよ」が聞ける。神田川?沿いを自転車で駆け抜ける清々しさ。
王子

王子の感想・評価

3.0
登場人物それぞれの潜在的な欲望が交錯するさまがスリリング。山科ゆりのオーラ。
山科ゆりの股間を自転車で轢いてしまったクリーニング屋の配達の店員。真っ白にクリーニングしても、同じものを買って持っていっても突き返される。青年は激昂しこの女を押し倒し犯す。それを覗き見しているこの女の兄。のちにあの時のお前は美し過ぎるほど美しかったと妹に告げる兄。最高。みな殺しの霊歌とクリーニング屋配達二本立てでどうぞ。

このレビューはネタバレを含みます

性に対して歪んだ嗜好を持つ車椅子の兄。外人専門のコールガールの妹。
そんな妹に惹き寄せられるクリーニング店の若者を狂言回しに、兄妹の異常な関係を描いている。

そのピークは、兄妹が見つめ合いつつ妹が若者に(形式上)レイプされ、兄が他の女をレイプするシーンだろう。
終わった後の二人の愉しそうな顔ったら。どうやら新しい嗜好を発見したらしい…
兄妹の見つめ合いをもっと増やして描いた方が良かったかな。
クリーニング屋に勤務している青年(大野木克志)が、高級コールガール(山科ゆり)のドレスに触れたことを契機にして、非日常的な娼婦の世界へと嵌っていく。平凡な青年が「女性の娼婦性」に惹かれていく系統のロマンポルノ。

冒頭部はクリーニング屋とコールガールの、ふたつのシークエンスが平行して進行。そして中盤部からは、その両方の物語が繋がり合い、男女の情念のドラマが動き出す。

登場人物では、車椅子生活を送っている山科ゆりの兄(大江徹)が存在感抜群。不具者ゆえに「充足した性の歓びとは何か?」を考究しており、山科ゆりの性行動は兄の代替とも捉えることが可能。兄妹の共依存関係を推量しながらの鑑賞が醍醐味となる。

芹明香のストリップを間近で舐め回しながら、車椅子でグルグル回りまくる兄の姿が愉快。綺麗なお姉さんのドレスをクリーニングするたびに、「やっぱり汚いからいらない!」と毎回投げ返されるプレイは、実際にやられたら意外と興奮するかも知れない。
buccimane

buccimaneの感想・評価

3.5
「花芯のかたまり」ってどういうことだろう?と思ってたけど「たかまり」だった。

最初に届けたドレス、うまい棒のめんたい味みたいな柄だった。
芹さんがなかなか出てこないから見逃したかもと思ってヒヤヒヤした。
車輪痕つけるシーン流石だったな。