ホームレスを囲い込んでその生活保護費をピンハネする、いわゆる「囲い屋」をえがく。
美しい映像でつづられる告発されるべき社会の片隅の風景と、象徴的なファンタジー。
砂丘を駆け下りる田中泯の圧倒的な…
No.2762
写真の展覧会に迷い込んだような美しい風景と、
「囲い屋」と呼ばれる、生活保護受給者からピンハネする低俗な悪の世界。
この2つの世界が入れ代わり立ち代わり、一体どこへ向かっていく…
心象風景の映画であり、点である存在の物語でした。
父親が何者であるか知らず、母親の記憶さえも失いつつある、点としてしか存在しない主人公。
ホームレスもまた家族を失くし、社会からドロップアウトしてしま…
アップリンクに行くたびにこの映画の予告編を見ていたものだから、期待値がすごく上がっていた。だって、この予告の静と動の織り交ぜ方は上手すぎる。嫉妬した。
期待が少し過ぎたか。
心を大きくは揺さぶられ…
貧困ビジネスから入るけど進むにつけ詩的表現でイマジネーションを高めて鑑賞。モノクロで腰の高さの笹?の中を分け入り見える湖の風景が主人公の心象かな…
セリフも少な目でストーリーを追うのではなく感じる映…
ホームレスを集めて生活保護をピンハネする囲い屋っていう着眼点は面白い。
結局言いたいことはわかったけど、エゴが強い映画だなーと…自分はまだ未熟で、自分がわからないところは全部他人のエゴだと思ってしま…
予告編は観てたんだけど、モチーフのせいもあったのか勝手にリアリズムの映画だと思って観たらだいぶ違った。
竹馬監督は前作を観られておらず、評判の高さだけ見知っていたので、どこをどんな風に評価されてる…
結構好きだった。
映画じゃないと出来ないことをやっている。至る所にタルコフスキーを感じさせられる。
現実が記憶や夢によってつくられている、そして現実が記憶や夢に変容していくということを強く語ってい…
©chiyuwfilm