あまりに不条理なことが身に降りかかるとき、そして不条理すぎて何が起こっているのか理解できないとき、悪魔の存在を信じずにはいられないかもしれない
凍ったペチョラ川をどこへ向かうともなく歩き続ける女たち…
疲れる映画やったけどおもろかったな。
女の子が硬いパンをガッ!って食べるところや流刑の女性たちが貰った魚をガッ(小さい)って食べるところが良かった。
女性から見た大粛清かぁ〜とか思いながら見てた…
ジョージア映画祭2024 @ 横浜シネマリン
主人公の少女アナが孤児院から家に戻ると、家族は誰も居ず、家はソヴィエト中央政府の役人(KGB?)に接収されていた。
父親はおそらく処刑されており、母…
皮肉な設定ありきで結局何も進展ないので睡眠中くらい108分が長く感じた。まぁ歴史背景に詳しい人なら楽しめるかも…。
白黒の雪嶺を彷徨う母たちに当てられる硬質な照明が、故郷で暮らす少女の暖色系のそれと…
ジョージア映画祭5本目。
そして先日結構なベタ褒めをした『昼は夜より長い』のラナ・ゴゴベリゼ監督作であります。直近に感想文を書いた同じくラナ・ゴゴベリゼの『渦巻』はまぁまぁ面白かったというくらいの感…
こりゃこりゃ傑作すぎるな。
ソ連崩壊直後の作品なのか。
冒頭の母娘のダンスの美しさからもう惹かれるのよね。
今回の主人公はアナちゃん。スターリンの粛清で母親を流刑にされ(そして、父親は恐らく…)…
娘が勢いよく身を起こしたとき、手紙と記憶を通してポリフォニックに紡がれてきた母娘の苦悩が、いよいよたしかに重なりあいはじめる。その身を起こす勢いは、接収された住まいのなかで、ふたたび母の記憶をその手…
>>続きを読む野良犬の遠吠え、子どもの声…あまり我々が接することの無くなった室内にも響き渡る生活音。「少女デドゥナ」とも相通じるスタイルの作風。
もっとも内容は抜きがたい郷愁の念と容赦のない迫害、困難な時代に人…
父は殺され母は流刑にされ「人民の敵の子」として幼少期を送らなければいけない屈辱と絶望的な寂しさ。家も接収されるが隠していた鍵で忍び込み彼女の家を奪った体制側の軍人との関係性が育まれていく。母と娘の視…
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