みんな、一秒もむだにするまいとスクリーンを観つめていた。「なんでもない日」、「なんでもない人」、「なんでもない場所」が、ほんとうに大切に描かれていた———糸井重里(コピーライター)
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終戦80年リバイバルに駆け付けた。
ただでさえクライマックスの畳み掛けで涙腺が崩壊しているのに、エンドロール最後のすずさんの右手のバイバイでやはり号泣。何度か観ているはずなのに冒頭のスピード感と語…
まず戦争関係なく、すずが非常に明るく前向きで辛抱強くひたむきで感動した。
これがきっと昭和の女性像なんだろうなと思った。
日常生活もリアルに描かれていて、空襲警報、減っていく配給など忍び寄る戦争の残…
正直、この映画を観ることを避けていた。明確な理由があったわけではないが、過去にあった戦争という事実から、どこか無意識に目を背けていたのかもしれない。
描かれていたのは、平穏な日常があっけなく壊さ…
『終戦80年上映』にて鑑賞。
可能な限り惨い描写を排除し
戦時下という過酷な状況を忘れさせるような
穏やかな日常にフォーカスを当てた構成。
嫁いだ先で家庭を築いていく
すずの生活に寄り添う視点で…
© 2019こうの史代・コアミックス / 「この世界の片隅に」製作委員会