ザ・ハート・アンド・ザ・マネー(英題)の作品情報・感想・評価

ザ・ハート・アンド・ザ・マネー(英題)1912年製作の映画)

LE COEUR ET L’ARGENT

製作国:

上映時間:18分

3.5

『ザ・ハート・アンド・ザ・マネー(英題)』に投稿された感想・評価

324
4.6

美しき記憶。この映画そのものの生気の無さに漂う幽玄さ。川、小舟、アイリスの花。記憶再生の左右分割。女の美しき思い出・川が消えて、訪れる現実・望まぬ押し付ける母と結婚相手。一方の男、女が自分の元へ戻っ…

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mom
3.0
容姿が優れてる人はそうでない人よりも生活水準が高い(わたし調べ)
でもスザンヌは心も美しかった。

画面を分割して見せるところがいい。
入水

ただの回想のための二分割というより、人物の心情を説明するための二分割。現代映画でこういう表現はもうする必要がない様に思うけど、たちまち部屋の中に川が出現する感動はある。
4.5

レイモンドとシュザンヌのシーンは、バスティアン=ルパージュ《ジャンヌ・ダルク》(1879)とかその辺の自然主義っぽい。質素な衣服とか葦とかが。
こういう使い古されたテーマを面白く撮れるのは本当に素晴…

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若い女性がお金持ちと結婚させられる系のよくある悲しい物語り。

ちなみに役名と同じ主演のスザンヌは儚げな印象のある美しい女性だが、この作品の8年後に撮影中の自動車事故で亡くなっている。
寿司
4.0

エドワード・ゴーリーが好きらしいので観た。実写版ゴーリーの世界だ…☺️
「映画は音がついてから駄目になった」
とこぼしてたらしいけど、確かに無声映画ならではの不穏な空気感が良いな…。1912年のフラ…

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ゆう
3.8

先に断っておくと、本作ではなくルイ・フイヤードの短編です。

全く申し分ない婦人というのがあってボーテな婦人に見惚れて男たちが過ちを侵すギャグだけどこういうのが後に見ていると信じたいイスラエルのエリ…

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はな
-
肖像画みたいに綺麗なスザンヌと、すぐ手を握ろうとするおじさんのキモさがどちらも究極で最高
特に花瓶~物思いにふけるとこ、すっごく映像に吸い寄せられる
幸福のオチ、オフィーリア
緑がかったモノクロまじで素敵うっとり
あんなジジイと結婚するくらいなら死んだ方がマシだよなっていう低俗な同調しか出来ない
た
-
2021年8月29日

ラストはオフィーリアの引用?
他にも絵画的な構図やシーンがある。

当時としてはsplit screenは珍しいらしい。
今の映画でもほとんどない?

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