セザンヌの作品情報・感想・評価

セザンヌ1990年製作の映画)

Cézanne

製作国:

上映時間:50分

3.7

『セザンヌ』に投稿された感想・評価

MY
3.0
映像と絵画、記録することについて考えさせられる。

25-12
m
4.4
このレビューはネタバレを含みます

ジョアシャン・ガスケの評伝『セザンヌ』朗読を軸に、ルノワールの『ボヴァリー夫人』、それにストロープ=ユイレ自身の『エンペドクレスの死』(未見)を抜粋したパートを挿入している。頭から終わりまで朗読によ…

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定点観測という名の錯覚現象の入り口に立つということなのだろうがむしろ知覚の編成は映像の向こう側にあって決してこちら側へは働きかけてこない。
sss
4.8

ついに見つけた。
濱口映画での、映画という箱全体に、テキストがこだまし、テキストがテキストのまま存在しているあの感覚。

それがストローブ=ユイレに同じものを感じる。こちらが元祖なのかも知れない。

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4.5

【映画的構造化から構造化の画家ポール・セザンヌを捉える】
「モネは1つの目にすぎない、だがなんと素晴らしい目であることか。」

ポスト印象派の巨匠であるポール・セザンヌが遺したこの言葉は目の前に広が…

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3.5

付随するガスケが解説のようで、結局このテクストに全集中力を奪われてしまう(哲学書くらい比喩表現を多用している)。ストローブ=ユイレって実はショットよりナレーションの方が強い場合が結構あるよね。彼らの…

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パリのオルセー美術館が画家セザンヌの紹介映画をストローブ=ユイレ監督に依頼したが、完成作が方針と合わずお蔵入りにしたという一本。

セザンヌの肖像写真(計4枚)と絵画(計8枚)を映しながら、伝記本「…

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ゆう
3.8

学生以来
ストローブ=ユイレはDJのようだと感じる。

セザンヌに繋がる断片を見つけてルノワールの「ボヴァリー夫人」や自らの「エンペドクレスの死」を唐突に入れて見せる。
ボヴァリー夫人はセザンヌが生…

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n
-
授業で見た。
ユイレの映像手法として、あくまで現物を現物として等価なものと扱う

2024.22

朗読はストローブ=ユイレによる。自作『エンペドクレスの死』(1986)からの引用は、以下の理由による:セザンヌの問「光が、大地や太陽光線の物語が誰に描けるか?誰に描写できるか?』に対して、それを成し…

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