ジョアシャン・ガスケの評伝『セザンヌ』朗読を軸に、ルノワールの『ボヴァリー夫人』、それにストロープ=ユイレ自身の『エンペドクレスの死』(未見)を抜粋したパートを挿入している。頭から終わりまで朗読によ…
>>続きを読むついに見つけた。
濱口映画での、映画という箱全体に、テキストがこだまし、テキストがテキストのまま存在しているあの感覚。
それがストローブ=ユイレに同じものを感じる。こちらが元祖なのかも知れない。
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【映画的構造化から構造化の画家ポール・セザンヌを捉える】
「モネは1つの目にすぎない、だがなんと素晴らしい目であることか。」
ポスト印象派の巨匠であるポール・セザンヌが遺したこの言葉は目の前に広が…
付随するガスケが解説のようで、結局このテクストに全集中力を奪われてしまう(哲学書くらい比喩表現を多用している)。ストローブ=ユイレって実はショットよりナレーションの方が強い場合が結構あるよね。彼らの…
>>続きを読むパリのオルセー美術館が画家セザンヌの紹介映画をストローブ=ユイレ監督に依頼したが、完成作が方針と合わずお蔵入りにしたという一本。
セザンヌの肖像写真(計4枚)と絵画(計8枚)を映しながら、伝記本「…
学生以来
ストローブ=ユイレはDJのようだと感じる。
セザンヌに繋がる断片を見つけてルノワールの「ボヴァリー夫人」や自らの「エンペドクレスの死」を唐突に入れて見せる。
ボヴァリー夫人はセザンヌが生…
朗読はストローブ=ユイレによる。自作『エンペドクレスの死』(1986)からの引用は、以下の理由による:セザンヌの問「光が、大地や太陽光線の物語が誰に描けるか?誰に描写できるか?』に対して、それを成し…
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