観察映画は過剰に作劇を作らない人が作ると安心する。スローシネマの冥利だ。人がキャラに成り下がり、指向性を与えるとカメラの恣意性を感じてしまうのかな。
何よりも家族における分かり合えなさが心地よかった…
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ハネケ流のブラック・ジョーク。
物語の視点となるのは、13歳の少女エヴ。彼女は離婚した母と暮らしていたが、ある日、母親が抗うつ剤の過剰摂取で倒れ、入院する(後に死亡)。エヴは、再婚して新しい家庭を…
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フランスのカレーで暮らす経営者のブルジョア一家。平穏を装いつつも、それぞれに問題を抱え愛情の欠如した日々を送っている。そこへ離れて暮らしていた13歳の少女エヴが引き取られ同居し始めると、少しずつ皆の…
>>続きを読む皆家族に打ち明けれない想いを、snsの自分を知らない他者には発信する。老人が抱く幸福な死への憧れ。少女がスマートフォンで捉えるのはありのままだが、空虚に崩壊していく家族の様。誰かのハッピーエンドは誰…
>>続きを読む英仏海峡の港町カレーを舞台とするミヒャエル・ハネケ新作は、家族の不条理と社会の歪さをシームレスに接続させる。今日の欧州社会を揺るがす難民問題の介入により、富裕家族の世代間ギャップを対象化してみせる巧…
>>続きを読むこれ私のハムスター(約束された死)
母娘二人暮らし。旦那と別れてから、元々不安定だったらしい母の矛先は娘のエヴに、これに耐えかねたエヴは母親に抗鬱剤を過剰投与して入院させることに成功。無事、パ…
血の繋がった人間同士も解り合うことはできない。誰にも理解されない欲求を持つ少女と老人はこの場所で暮らす移民たちのように家庭内で敬遠され孤独になる。2人の欲求は近いところにあるけど、他の家族もそれぞれ…
>>続きを読む© 2017 LES FILMS DU LOSANGE - X FILME CREATIVE POOL Entertainment GmbH – WEGA FILM – ARTE FRANCE CINEMA - FRANCE 3 CINEMA - WESTDEUTSCHER RUNDFUNK - BAYERISCHER RUNDFUNK – ARTE - ORF Tous droits réservés