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「エレナの惑い」に投稿された感想・評価

犬

犬の感想・評価

3.5
カラス

初老の資産家男性と再婚した元看護士エレナは、高級マンションで何不自由ない生活を送っているかに見えたが、夫からは家政婦のような扱いを受けていた
その一方で、エレナは前夫との間にもうけた無職の息子家族の生活費を工面し続けていたが、急病に倒れた夫が遺言書を作成すると言い出したことから、エレナの心境に変化が訪れる……

男性優位主義の現代ロシアで必死にもがくひとりの女性の業をサスペンスフルに描いたヒューマンドラマ

写真

静かな朝から始まる

会話劇

何があったのか
家族の話

病気
なんとも言えない

重たい雰囲気でした
アンドレイ・ズビャギンツェフ監督
言いにくい(笑)
好きな ・・個人的にすき♥️
☆♪ハネケの作品を軌道修正して
でも修正しきれない ような 魅力☘️

●残念なことに(笑)
一度も 好きな STORY 展開になってくれない
でも
やっぱ すきだわ(笑)
●☆物語
元看護士のエレナ 2年前に資産家 ウラジミルと再婚、互いに成人した子供がいる。

【高級マンション】
寝室別 会話なし 聞こえるTVの番組♪
──たまに 会話があると すれば───
ウラジミー ル「今日の予定は?」
エレナ「家の掃除を」
ウラ「私はジムに行く」
エレナ「わかってる」
ウラジ──コーヒーカップを眺め────
席を立ち・・・
ウラ「おいで」
エレナ──顔に掌をあてて 内心呆れたように─────初めて 笑う
ウラ「さあ おいで」

エレナ なんと仕送りしていた・・・・──
【 集合住宅 】
元旦那
ベランダで タバコを吸い 痰を階下へ落とす
エレナ
この狭いキッチンで 孫を抱き 玩具で遊んだり
「スズメ🐦️さんは どこ かしら」

☆◯見所♥️
沈黙は雄弁 空間と家具
雰囲気と空気感
観客に解釈を委ねる気鋭監督

●ラストちかく
【列車 走行中】
2度 ゴトン ゴトン 急停車
駅員2名 前車へ 後から1名 続いて────
動き出すと
左側の窓で 踏切で人と 白馬が倒れている
──────────・──────────
【集合住宅】
乾杯🍸️✨🍸️をすると 停電🔦
───エレナ 元旦那の手を強く握る───
元旦那「母さん 痛いから 離して」

また 監督になにか 宿題渡された
──────宿題増え続ける 一方・ ・・
●🍭余談
何故
ウラジミールは エレナに惚れたのか
大きな胸 大きな尻
ちょっと 出たウェスト (笑)
───あり得ない───しかし 考察
もし
ナースの制服姿だったら・・・
私の性癖の review ではなく
ウラジミールに置き換えての考察だよ(笑)
濱口風に言えば
言語化出来ない 領域(爆)
TAKA

TAKAの感想・評価

3.4
エレナさん…優しい人かと思ったけど、息子への甘やかしと、お金にはやはり目がくらんだんだな。あんなええ家住んでたら勘違いするか。

資産家ウラジーミルの後妻におさまった元看護師エレナ。ソ連時代を知る中年女性の心理変化を通じて、連邦崩壊以降ロシア社会がどう変わったのかを描いた問題作。私とほぼ同世代のアンドレイ・ズビャギンツェフが撮った作品はデビュー作『父、帰る』と直近の『ラブレス』しか見ていないのだが、本作もまた観客に明解な結論は提示されていない。後は映画を見たあなた方自身で考えなさい、という作品である。

元々40分の短編作品程度の分量しかなかったシナリオを長編にするために、絶対な効果を発揮しているのが監督お得意の余白演出である。主人公のエレナと資産家の夫ウラジーミルが最初の会話を交わすまでなんと8分。カラスの鳴き声しか聞こえない沈黙のシークエンスが冒頭から延々と続くのである。映画の中に“リズム”を生むためにはどうしても必要だったと語っていたズビャギンツェフだが、凡人の私にはとても理解の及ばない言及である。

一見ロケ撮のように思えるリッチなウラジーミル邸とエレナの息子セルゲイ一家の住む貧相なアパートだが、すべてスタジオ内に組まれたセットだというから驚きである。エレナが淡々と家事をこなすシーンが数多く盛り込まれているのだが、まるでフェルメールの絵画のような芸術的奥行き感のある映像は、不思議と見飽きない。この辺はタルコフスキー譲りの美的センスといっても過言ではないだろう。

舞台をイギリスに想定していたもののプ
ロデューサーと意見が合わず、モスクワへと変更。それに伴いいくつかの修正がシナリオに加えられているという。その1が、心臓麻痺で倒れたウラジーミルのためにエレナが教会へお祈りをささげにいくシーン。その2が、停電の後孫のアレクサンドルが仲間と共に乱闘を繰り広げるシーン。そしてラスト、ウラジーミル殺害の後邸宅に引っ越してきたセルゲイ一家と、何事もなかったかのようにエレナが団欒するシーンが追加されたという。

ソ連崩壊後も、国内にいまだ根強く残っている家父長制度と男尊女卑の風潮。『カラマーゾフの兄弟』に登場する“商家の嫁”をモチーフにしたエレナによって、その象徴ともいえるウラジーミルは(列車にひかれた白馬のごとく)あっけなく他界してしまう。善も悪も気にする必要が無くなったプチ・ブルジョアに属する人間の心にこそ悪魔が住みやすい、てなことを【その1】で表現したかったらしい。

金儲け主義の資産家ウラジーミル、その後妻におさまっているエレナ。ウラジーミルやエレナから援助を受け無気力に生きるカタリーナやセルゲイもまた、ズビャギンツェフのいう“心に悪魔が住んでいる”人々なのであろう。しかし、監督はここでささやかな希望を観客に提示するのである。敵方の不良にこてんぱんにやられた後ムックリと起き上がる孫のアレクサンドル、そしてウラジーミルが死んだベッドで眠りから目覚めた赤ちゃんに一筋の光を見出だしているのだ。それは、葉をすべて落とした枯れ枝の中でいまだ姿さえ見せないつぼみのごときかすかな希望なのではあるが...
のんchan

のんchanの感想・評価

4.0
『父、帰る』があまりに傑作で印象深かったので、ロシアの巨匠アンドレイ・ズビャギンツェフ監督をまた覗きたくなり3本目の鑑賞。

とても完成度が高いリアリズムを描き出している。
冒頭の長回しでその世界観にグーッと惹き込まれて行く...あ、これも好きだわと。
ただ、決して鑑賞後の余韻はよろしくはない。

題名とジャケのまんまなのだが、50代の主婦エレナが"盲目の愛"で行動を起こす...母性愛は母親を盲目にしてしまう。
ロシアを代表する女優ナジェジダ・マルキナが、美し過ぎずの中年体型で、そこら辺に居そうな主婦をそれはそれは自然に演じるので目が離せない。

10年前、当時看護師をしていたエレナは入院していた富裕層で妻に先立たれた男と出会った。貧困層だったエレナはその男と再婚した。しかし、現状は寝室は別、たまにベッドインするものの身体を許す家政婦同然だった。

2011年の設定らしい。現代だがロシアは未だ家父長制が根強く残っている。財力のある夫は決して悪い人だと思えない。堅実な人という印象もあったが、愛が足りないと感じているエレナとで乖離が生じているのだ。素のロシア社会をリアリティを持って映すことに成功している。

エレナには妻子持ちだが職にも付いていないクズ男の息子がいる。狭いアパートにひしめきあって暮らす息子家族に未だに自分の年金を与えている。その上、孫の大学生資金まで強請られる始末。
看護師だった知識があるせいで、悩みに悩んだ末にことが進む。

ん〜、なんとも言えない結末。
観た者に委ねるかたちなんだが...



〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜⌘〜〜

DVDは特典映像が鑑賞後の楽しみ✨
しかし今回の監督インタビューは途中で止めたくなった😣
「監督さ〜ん、貴方少し喋り過ぎ〜‼️」
と言いたくなるほど、まぁ〜口が減らないというか饒舌過ぎて、そこまで言わなくても😮...と言うくらい喋るので、折角の映像美の裏側まで知らされて、ちょっと興醒めしてしまった。
いち麦

いち麦の感想・評価

4.0
経済事情が種を蒔いた高齢者再婚の無情感ひとしお。人間描写が丁寧、唯一胸のすく人物もいて物語に十分な奥行きを感じた。青色系が引き立つ美しい配色と計算された構図、手持ちカメラの演出やOpとEdショットの対比も見事。
 完成度の高いリアリズム映画です。
 映画の始まり方がよく、冒頭の数分で冷たい雰囲気やエレナが置かれた立場が分かります。エレナを演じる女優が綺麗すぎず、身近にいそうな中年の女性というのもいいです。
 夫は確かに冷たい人物なんでしょうけど、それ以上に息子がだめですね。だから夫は完全な悪役ではないのですが、そこがリアルでいいです。エレナは優しいのでしょうが、分別がつかず息子家族にしか関心がないので、息子家族のためなら何でもしてしまう。息子を立ち直らせるためには、厳しく接した方がよかったでしょう。
 前作の「ヴェラの祈り」は長尺でワンシーンあたりの情報量が少なすぎて若干退屈でしたが、今作は最後まで興味深くみることができました。
BoltsFreak

BoltsFreakの感想・評価

3.3
親バカもここまで来ると救いようが無い…

エレナの息子夫婦の堕落した生活は最高に胸糞
空虚感

モスクワの街の風景には空っ風、登場人物には空っぽの心を感じた。

エレナの夫がジムに行く場面で、急に神妙なBGMが流れ始めたので、物語の急展開を予測したんだけれど、そうでもなく、事件が起こる前も後も、最後まで淡々とした印象で終わる。

他のレビューにもあるように、ロシア版『パラサイト』って感じの物語。韓国版は、衝撃的なストーリー展開と過激な描写に感情を揺さぶられた。ロシア版は、感情には訴えてこない、湿度が感じられない、だから心に何かが残る。空っ風や空っぽの心…不思議な作品。
かずい

かずいの感想・評価

4.0
ロシア版「パラサイト」?
この監督、希薄な人間関係を映像化するのがうまい
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