フリッツ・ラングのドイツ時代のサイレント作品。「黄金の湖」の続編。
蜘蛛団と、冒険家の青年が秘宝の地図の争奪戦を展開。さらにチャイニーズ・マフィアやヨガ行者が参戦。ダイヤの船という新たなお宝まで出て…
第一部がインカロマン溢れる王道の冒険活劇なら、第二部は冒険譚よりもサスペンス色をかなり強めた印象。前作がショッキングなラストだったので今回のスジはケイの復讐譚になると考えたが予想は外れ。
復讐を描く…
今回はオリエンタルなロマン。冒険譚というより闇のjourney. 冗長で詰め込みな宝石箱。悪夢のような地下都市チャイナタウンが最高過ぎる。宝島の秘宝。迫る壁、落とし階段のギミック。この時代特有のあ…
>>続きを読む前編と比べるとやはり間延びした印象。ヒロインの衝撃的な最期から女性は敵の大ボスのみとなるが、一方的で歪曲した愛情はラングの好む異常心理の源流でもある。地下のチャイナタウンという、アジアに独特な美と退…
>>続きを読むラング監督の現存する最古の作品「蜘蛛 第一部 黄金の湖」(1919)の続編。
第一部のヒットを受けて作られたが、同時期に公開された「カリガリ博士」(1920)の陰になってしまい興行的に不発に終わっ…
フィルム自体に色をつけてたのかわからないけど、場所ごとに色を変えて違いを示そうとする当時の工夫が見られる。
軽いアドベンチャーものそうだけど、やはり文字を追うのは疲れる。所々追いつけなかったところが…