悪の肖像・原液。ストーリーテーリング・演出の原初。写したいものだけを写す、その被写体そのものの強さ・驚き。オープニング・百面相的オーバーラップBS、ファントマ登場最カーテン顔出し初顔アップ。名前浮か…
>>続きを読むアルセーヌ・ルパンに並ぶ、フランスの最も有名な怪盗紳士ファントマ。我が国では大正時代に紹介されており、既に公開されていた同じ怪盗物である「ジゴマ」ほどの人気は出なかったようだが、ジゴマが覆面をした荒…
>>続きを読む1作目、別題『ファントマ/ベルタム事件』。車が画面奥から走ってくるファーストカットからパンフォーカスやってて驚く。
被写界深度を意識した構図も画期的で、特筆すべきは演劇観覧シーン、舞台の様子をフィッ…
フリッツ・ラング監督やアメリカのフィルム・ノワール、果てはヌーベル・バーグにまで大きな影響を与えた原典的な連続活劇映画。全5作の1作目。監督は次作に「吸血ギャング団」(1915)を手掛けるルイ・フイ…
>>続きを読むファントマの顔が印象に残る。
犯行場面のエレベーターのある部屋の移り変わりが良かった。映る部屋が完結した一つの自然な空間だとして、ファントマのさりげない異分子感とか、動きの滑らかな異常さが目立つ。エ…