歴史を再現するのではなく、現在の風景に刻まれた時間を読む。ロレーヌという土地に重なる普仏戦争後の記憶が、俳優の硬質な言葉と無言の風景のあいだで立ち上がる。
物語は進まず、感情も煽られない。ただ言葉が…
普仏戦争の敗北により、ドイツに併合された都市メッスについての挿話。街からは、たった数ヶ月で半分以上の住民が逃亡したという。監督のジャン=マリ·ストローブ自身が、幼い頃にドイツに占領された他に住んでい…
>>続きを読むジャン=マリー・ストローブ監督
ダニエル・ユイレ監督
『ロートリンゲン!』(1994)
ここに帰りつくことー
ロレーヌ地方の開けた景観に映し出される街並みや山並みに、M・バレスの小説が詩的に重な…
このレビューはネタバレを含みます
ロレーヌの風土に宿る歴史のざわめきをすくい取る、極めて詩的且つ政治的な本作。
ストローブ=ユイレらしい形式的厳格さで構成されたフレーミングと朗読的な語りが際立っている。
土地に刻まれた記憶と対話する…
ストローブの生誕地フランスのロレーヌ地方(ドイツ語でロートリンゲン)の傷だらけの歴史を描くストローブ=ユイレの中編。欧州有数の炭鉱地ゆえにドイツに侵略され、大量のフランス人が流出した、血と土地の歴史…
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