ジャン・ブリカールという男が彼の生い立ちを語る音声に、ストローブ=ユイレが撮影した彼の地元の映像が重ねられる感傷的でノスタルジックな映画でつい泣きそうになる。ストローブ=ユイレは風景論っぽいこっち系…
>>続きを読む上映会にて鑑賞。
場所が持っている記憶について考えさせられる。ユベルマンの本を読んでいるからか、過去に起こった事象をどのように現すかという事について考えた。
船からのロングショットはエンジン音と共に…
ロワール河を画面左から右に滑走する舟(モーター音のみ)に置いたカメラで「若い頃に過ごした」コトン島を映す。はじめは土手かと思った。枯れ木が並んでいる。モノクロ。1944年に銃殺された叔父。銘板。漁労…
>>続きを読む能登半島がどうなるか気になります。
島の周りを舐め回すように回っても、何も残ってないけども、ジャン・ブリカールの思い出は残っているというのはよかったです。色々な事情はあるけれども、ボートの音と共に…
自分も地元の海を前にすると当時のことを良くも悪くも思い出してあれこれ馳せてしてしまうのでとても好きだった。奥に池があり画面左に緑緑とした大木と、画面右に切り倒された大木の幹があるあのあまりに長いカッ…
>>続きを読むストローブ=ユイレ名義の終焉。ロワール川に浮かぶ小島に生まれたジャン=ブリカールの記憶がつらつらと(いつもの異様な発話とも異なる一定の音に保たれたもの)語られるが、冒頭にぐるっとボートで一周しながら…
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