ジャン・ブリカールの道程の作品情報・感想・評価

ジャン・ブリカールの道程2008年製作の映画)

Itinéraire de Jean Bricard

製作国:

上映時間:40分

4.3

『ジャン・ブリカールの道程』に投稿された感想・評価

4.3

リュミエールの短編を彷彿とさせる始まり方。ボート(?)から水辺と対岸の木々を長回しでず~っと捉えていく。しばらくして川が分かれている地点に到達するとU字にターンし、「来た方角に戻っている??」という…

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nofm
3.8
船から島を映す時間が長すぎてウトウトした。
が、S=Hのなかでは結構好きな方だった。
ロワール河近辺の景色の美しさと、その景色から感じられる郷愁がたまらない。
機会があればまた観たい。
5.0
モノクロームの静謐な映像と、テキストの朗読とともに立ち上がってくる土地の記憶。ストローブ=ユイレならではの唯一無二の傑作

上映会にて鑑賞。
場所が持っている記憶について考えさせられる。ユベルマンの本を読んでいるからか、過去に起こった事象をどのように現すかという事について考えた。
船からのロングショットはエンジン音と共に…

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煙
4.1

ロワール河を画面左から右に滑走する舟(モーター音のみ)に置いたカメラで「若い頃に過ごした」コトン島を映す。はじめは土手かと思った。枯れ木が並んでいる。モノクロ。1944年に銃殺された叔父。銘板。漁労…

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8
-
最後に鳥たちが羽ばたくところ、不覚ながらちょっと心動かされてしまった さようならユイレ

しかし音と映像の同期を保つためにナレーションに黒画面を無理やり挿入してくるとは(初出じゃない?)
イエジーの『ホームシック』観たときの不満がすべて吹き飛ぶ。
映画としての仕掛けも、捉えられてるものも圧倒的に格上。
あ...
4.0

島の周りを舐め回すように回っても、何も残ってないけども、ジャン・ブリカールの思い出は残っているというのはよかったです。色々な事情はあるけれども、ボートの音と共に遠ざかっていく岸に無常感を感じる静かで…

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冒頭、ボートにて小島を一周するのを見せられてからの、ラスト小島を半周したところで曲がらずにまっすぐ進むとこで感動。からの飛び立つ水鳥。

曇り陰ってからのパンで、パン終盤に徐々にでてくる太陽の明かり。
ニシ
3.5

自分も地元の海を前にすると当時のことを良くも悪くも思い出してあれこれ馳せてしてしまうのでとても好きだった。奥に池があり画面左に緑緑とした大木と、画面右に切り倒された大木の幹があるあのあまりに長いカッ…

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