豊かな映画。
観ている感覚としては、長く感じた。しかし、これは退屈な時間かと言われれば違うと思う。
人生や死や生について深刻になり過ぎず考える時間が与えられた気がする。
何かが起きたことを直接的に描…
真っ暗な部屋で扉と人物だけ綺麗に照らされる映像すごい。
光と影の映画。コントラストの強い映像とは裏腹に、出てくる人たちはどこか生死が曖昧というか、皆幽霊なのか?という目で観ていたけどもし生きていたら…
ヴァンダが前作よりも元気そうな分苦しくなかったかな
相変わらず抑制的なショットが続いてて辛いけど、小津風の行動同期とか溝口的な匂いのする水面の表現とか、カタルシスはあったような、水飲んで無さすぎて…
『溶岩の家』の舞台であるカーボ・ヴェルデからの移民であるヴェントゥーラを中心とした映画であり、『ヴァンダの部屋』の続編のようになっている。
窓から家具が投げ出されるショットから始まるが、ここで投げ…
ヴァンダのときも思ったけど、映画館で見なきゃたぶん何回も休憩してた。
見てて長距離走してる気持ちになる。
出てくる人たちのゆっくりとした動きはスピリチュアルに見えるし、言葉は魔的だ。
リアルと言って…
これまでの作品にあった陰影を生かした力強い画作りは採用されておらず、ほぼフィックスの長回し、それも登場人物の移動もあまりない、あまりにストイックなスタイルが採用されている。
おかげで少し寝てしまった…