「戦争」で経験した辛い過去を死ぬ前に清算するお話。
発熱は故意だったのか、紀和は何故あそこまで尽くしたのか、結局主人公は呪われていたのかお迎えが来ただけなのか、語られない部分がこの作品の最大の魅力か…
特攻隊の生き残りの老人が、当時の先輩隊員の遺族を訪ねる。生き残りとしての負い目や罪悪感は物語としてネタにし易くこれまで何度も描かれてきた。本作も特に何か新味があるでもない。
そもそも特攻隊ばかりがネ…
特攻は逝った者も生き残った者も過酷なもの。
志願したものの矛盾を感じ行けなかった者を責めるものはいない。後を託された者にも生涯大きな責を負う。鈴立山若松寺のむかさり儀式、死者との婚礼、あの世で添い遂…
誠和企画