ホタルの作品情報・感想・評価

「ホタル」に投稿された感想・評価

可もなく不可もなくという出来ばえ。若い女優(子役?)藤枝の孫の役の女の子の大根役者ぶりが気になった。
何で健さんはこうも渋いのだろう。
せっかく良い映画なのに回想シーンのチープさで全部台無し
特攻隊の生き残り
昭和という時代が終わるということ・・・あの大戦を経験した人にしてみれば、自分にとっての“区切り”をつける特別な時であったのかもしれません

鹿児島に暮らす一組の夫婦に秘められた戦争史・・・生き残ったが故に終わらない戦争があるのもまた痛し
ところどころで感動したりする場面もあるのだが、全体的に「元特攻隊員だった漁師の話」ということで、物語を無理矢理すすめている感じ。

特に、食堂のおかみさん(奈良岡朋子)が漁師(高倉健)に「朝鮮から日本に来て特攻隊員として死んでいった戦士のために、韓国まで遺品を届けて欲しい」というくだり。

これ、なんで健さんが行かなきゃいけないの?という疑問が頭をよぎってからはドン引きの映画になってしまった。

タイトルの「ホタル」=「亡き特攻隊員の象徴」だったんだ。
scotch

scotchの感想・評価

3.8
戦争、特攻隊員の悲哀。それは戦争中だけでなく生き残った者には戦後も終わることはない。

・生き残ったことを罪と思う男
・死んだ先輩特攻隊員の許嫁を嫁にする男、しかもその先輩は朝鮮民族であった

高倉健と田中裕子が演じる夫婦が微笑ましくもあり、痛々しくもあり。改めて戦争の悲惨さを知ることとなります。
何はともあれ高倉健はカッコイイ。お茶目なシーンもあったりと私のような健さんファンにはたまらない作品です。
特攻隊員の孫を演じる水橋貴己(もう引退しているもよう)という女優のなんとも素人っぽい演技が個人的に気になりました、不思議な魅力(笑)
たなか

たなかの感想・評価

4.7
夜叉の時より役者が更に熟してて年を重ねても全然成長できるんだなーと感動しました

にしても田中裕子の会話のリズムとトーンがヤバい、健さんのハーモニカも良い
孫役の方の棒っぷりもすごいが笑

派手さはないが味わい深い良作です◎
2人だから生きてこられた。
特攻隊の生き残り。

高倉健の鶴のまね。マンゴー。ホタル。アラ。
2001年,日本
監督:降旗康男

2人で1つの命じゃろーが
ここでも戦争が天災のように扱われていた。
心情的には、戦争で失われた過去や狂わされた人生が、たとえ死の間際であっても報われるような結末は、モツ煮の中に混じったゴムチューブの切れっ端をモツだと自分に言い聞かせながら飲み込んでいるようで、どこかむりしてしまう。

戦争は嫌なものであって欲しい。

ただ過酷な状況で生まれる連帯感に、相手が津波だろうが戦車だろうが関係ない。同じ目的の下に力を合わせる事、その純度が高ければ、それが成就しようが儚く散ろうが感動的なものである。だから簡単に泣けてしまう。

問題はそこに、未来につながる希望が含まれているかどうか。

健さんの作品には、去りゆくものに対する多大な敬意を感じるものが多い。他人とのつながりを第一に考え、その絆を断ち切ろうとするものに牙を剥き立ち向かう。それがヤクザの親分だろうと世間だろうと。
そして、その戦いがどう考えても勝ち目のない無茶なものであっても。

『ホタル』には未来が希薄だった。友人の墓の前で手を合わせているのをずっと見せられているようだった。

一番心動かされるのが、特攻に出ていく若者達から母のように慕われていた食堂の店主(奈良岡朋子)の、送別会でのスピーチ。健さんではなく、奈良岡朋子のセリフというのが、この作品のウィークポイントではないか。

ただ、個人的に健さんの大ファンであることに変わりはないが。
高倉健さんと田中裕子さんの演技が素晴らしすぎる。
話的には特攻隊のことに特化して描いてほしかったなぁなんて思いました。
永遠の0でも特攻隊の後輩が先輩の奥さんと結婚していたけれど、本当にいる方なんだろうか。