オルメイヤーの阿房宮の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『オルメイヤーの阿房宮』に投稿された感想・評価

『囚われの女』では恋人を求めるも到達できない時空間にエロティシズムが生じていたが、この映画では娘を求めるも到達できない時空間にデカダンスが生じるといった印象。その意味で同じ俳優を起用した意味がある。…

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犬
3.3

牢獄

東南アジア奥地の河畔の小屋で暮らす白人男性オルメイヤーは、現地の女性との間に生まれた娘を溺愛している
オルメイヤーは娘を外国人学校に入学させるが、娘はそんな父に反発し放浪を重ねていく……

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Os
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私利私欲に塗れた人の成れの果て、と言うか何がどうなっても絶対にあのラストに繋がったんだなと、残酷でありながらもそのどうしようも変えることのできない運命の流れの様なものを美しくうっとりする様な長回しが…

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希望
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徹底的に画面に笑顔がない
なにもかも忘れるさ、と独白するオルメイヤーは笑うことさえも忘れてしまった
どうしてもアピチャッポンおもいだす

オープニングはアレアの『低開発の記憶』の冒頭からきているのでは(見てないけど)
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【シャンタル・アケルマン】
2012年発、評論家が選ぶ史上最高の映画トップ50 (「BFI(英国映画協会)」発表)
35位。ブリュッセル1080、コルメス3番街のジャンヌ・ディエルマン
【 監…

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ユダヤ系のシャンタルアケルマン
白人至上主義の思想を持っている主人公と、混血の娘の愛の話。
街並みに溶け込めなかったとしても、青い海、草木を背景に映るニナが美しかった。
JM
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アケルマンのフェミニズム(というより男根主義への反発と恨み)が、そこかしこで匂う。
しかし、それよりも美しいカットの連打に息を呑む。
そして、あのラストカットはなんだ!?あの光の移ろいは
Mariko
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金に目が眩んだ愛のない結婚、白人至上主義的な考えを捨てることができない父、アジアとヨーロッパミックスの娘が受ける差別、分かり合えない父と娘、とにかく出口の見えない不幸と絶望感がすごいので元気な時にし…

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3.9

シャンタル・アケルマンの実質最後の長編作品。東南アジアのジャングルの奥地で暮らす白人男性が愛娘への愛情に取り憑かれて狂っていく物語。

西洋思想、白人至上主義、男性優位社会への反抗。蓄音機をジャング…

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